ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/25/夜)ー

拳二「ふー……」

悠「メリークリスマちぇき」

拳二「おう」

悠「なんだよ。テンション低いな」

拳二「金」

悠「しかも、ふてぶてしい態度……なんなんだよ。ほら。」

拳二「毎度」

悠「中身確認しないのか?」

拳二「必要なのか?」

悠「いんや。」

拳二「ならいいだろ。それより……お前さなんで承諾した」

悠「話しが見えん」

拳二「今日のことだよ。別に今日受けなくても良かったろ」

悠「今さら過ぎるな」

拳二「俺ぁみたいなのはよ。今さらクリスマスなんかと顔突き合わせるみたいなこたぁいいけど。お前はまだまだこれからだろ。」

悠「おれも聖夜を性夜で過ごせる相手が居たらそうしてる……けど、居ないしな。それに深夜ならクリスマスは終わってるぢゃん」

拳二「それでいいのかよ」

悠「無問題。それより……少しきになってる事がある」

拳二「なんだ?」

悠「おれ、スカイタワー行くの初めてだ」

拳二「あー?」

悠「っか、東京タワーとかもいったこと無いんだけどな。どきどきする」

拳二「あっそ……。」

悠「うわ、反応薄」

拳二「俺ぁ、ああいうもんにゃあ興味ねーんだよ」

悠「馬鹿なのに高いところ好きじゃないのか?」

拳二「なんか言ったかこの野郎」

悠「ああ、しまった。本音がついつい」

拳二「よぉーし、分かった。今日全部の片がついたらスカイタワーの屋上から叩き落としてやるよ」

悠「ひもなしバンジーは遠慮しておく」

氷室「でしたら紐があればいいのですか?」

悠「紐があるなら別に全然へいき……っ?!」

氷室「メリークリスマス」

悠「びっくりした……。」

氷室「そんなに驚いてもらえたら楽しいですね」

悠「あー、やっぱりいつも驚かす気満々で気配消してるんすね」

氷室「あはは」

拳二「肯定も否定もしなかったな」

氷室「それより神戸に行って来たのでお土産です」

悠「神戸に?」

氷室「はい。どうぞラスクとキンツバです」

悠「あぁ、どうも……遊びに?」

氷室「はい、肉まんが食べたくなってフラフラと」

拳二「肉まんの為に神戸までいくたぁなぁ…」

氷室「連休でひとは多かったですけどね。」

悠「行動力あるっていうかフットワーク軽いなぁ」

氷室「悠さんには負けますよ」

拳二「コイツは地域密着型だけどな」

悠「そうそう、それに寒くなるとスローライフだし」

氷室「猫みたいですね。」

拳二「化け猫だがな」

悠「だれがじゃい。」
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