ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/13/夜)ー

悠「やる気でねー」

紅「ふーん」

悠「相手しろよ」

紅「喧嘩の?」

悠「ちげぇよ。」

千夜「……」

悠「千夜ちゃん、やる気でねー」

千夜「そうか」

悠「同じレベルで相手してくれないし」

千夜「……」

悠「ちくしょう!」

後楽「兄ちゃんはやる気無いわりにゃあ、元気だな」

悠「カラ元気ってやつだよ」

後楽「どっちかってーと、カラまわりじゃないか?」

悠「カラ元気のカラまわりってカラカラじゃん」

後楽「いってる意味がよく分かんないな」

悠「いいんだよ。おれもその場の空気に馴染もうとしていってるだけだし」

後楽「後々後悔すること多いだろ」

悠「後悔しないように言いたいこといってるんだよ」

紅「ふーん」

悠「なんで今「ふーん」っていった?」

紅「てや、適当に相槌うっといた方がいいと思ってな」

悠「それは優しさじゃなく余計な御世話だからな」

後楽「いいじゃないか、ひとりでブツブツいってるよりは」

悠「ただの危ない奴だろそれ、なー千夜ちゃん」

千夜「……」

悠「罵声は受け止めるけど無視はやめなさいよ。千夜ちゃんの感情はどこに落としちゃったんだよ!」

千夜「うるせぇな…」

悠「喋ったと思ったらうるさいですって」

後楽「兄ちゃんの場合、うるさい、うっさい、黙れとか言っといたらいいんだろ」

悠「全然よくねぇよ。」

紅「やる気無いってどうしてだ」

悠「おぉ……急に聞いてきてくれたな。いや、寒いせいもあるけど、なんかこう熱くなれる事が無いんだよな」

紅「熱くなれるねぇ……激辛チゲ鍋とか食べたらどうだ?」

悠「身体の芯まで熱くなれるって……物理的にだな」

紅「ダメか?」

悠「もうちょい精神面的なのが良いんだけど。モチベーションあげれるような事とか」

紅「バッティングでもするか?」

悠「モチベーション上がるか?」

紅「俺はそれなりに上がるぞ」

悠「バッティングか……」

後楽「ってーか。兄ちゃんの場合、お姉ちゃんと話しながら酒呑んでればダイジヨウブだろ」

悠「先立つものがねぇよ」

後楽「またまた~、あるんだろ?ん?ん?」

悠「うっとうしい、あったとしてもテメーの前で金なんか見せるか」

後楽「おじさんに預けとけば倍にしてやれるのに」

悠「ゼロかマイナスになる奴だろお前は」

紅「典型的にダメなセリフだな。」

千夜「そもそも……何が面白い?」

後楽「時間は潰せるし、なにより勝った時の喜びと金が増える所だな」

悠「元でより稼げないだろ」

後楽「おじさんの金じゃないしそこは気にしない」

悠「一番気にしろボケ」
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