ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/5/夜)ー

雲水「来たな」

悠「うぉ……」

雲水「頼みがある」

悠「何もいってないのに話し進められた?!しかも逃げるタイミングを失って頼みごと付き?!」

翡翠「…どとうのつっこみ…」

ともき「ツッコミじゃなくただ本音が漏れただけだなあれは」

雲水「無理か?」

悠「いや、無理じゃないけど……なんで?」

雲水「俺は道玄と違って細かい連絡先なんか憶えねぇ。お前はつき合いあるんだろあの二人と」

悠「つき合いって程のもんじゃないけど……。」

雲水「ダメか?」

悠「いや……来るかどうかは保証しなくていいなら連絡してみるけど」

雲水「じゃあ、頼む」

悠「……よし、メールしといたぞ」

翡翠「…はやうち…」

ともき「スマホの方じゃないんだな」

悠「どうしても馴れないんだよな。アレ」

雲水「まだ、マシだろう。俺なんぞ指が太すぎて別のとこ押すんだから」

悠「おつさんもスマホユーザーだったのが驚きだよ?!」

翡翠「…しつれい…」

ともき「そうそう今のはいいツッコミだよ」

翡翠「…いぇい…」

雲水「よく見りゃ……ソイツは琥珀の孫か?」

悠「おう。」

雲水「デカくなったなぁ……俺が最後に見たのはまだオシメ姿だった」

悠「っか、真桜があのサイズなんだからだいたい想像できるだろ」

雲水「秋宵月はガキと分類して見れないから別だ」

悠「確かになぁ……」

翡翠「…がきじゃなくれでぃ…」

悠「それ、ぴよこもいってたよ。」

雷太郎「ここか」

風太郎「らしいね」

悠「おっ、来た」

雲水「おおっ!雷太!風郎!」

雷太郎&風太郎「「先生!!」」

翡翠「…ふたご?…」

ともき「っぽいな」

悠「いや、血のつながりとは無いらしい。親戚でもない赤の他人」

ともき「それにしては……」

悠「そうなんだよ。むちゃくちゃシンクロ率高いんだよ」

雷太郎「先生が」

風太郎「俺達を」

雷太郎&風太郎「「呼びだしたんですか?」」

雲水「久しぶりに顔が見たくてな。見た所……しっかり功夫を積んでる様だな。がははは。」

雷太郎「もちろん一日たりとも」

風太郎「鍛錬は積んできたけど」

雷太郎「ごく最近に」

風太郎「負けました」

悠「……」

雲水「がはは。鬼状態に頼り切らずにもっと自力も鍛えろって事だ。」

悠「そいつらは十分鍛えてるよ。こっちは額撃ち抜かれかけたんだぞ」

雲水「そうだったな。手弓を憶えたのは……」

風太郎「俺です」

雲水「アイツを撃つときは、今度は額じゃなく、喉狙え、喉。ガードさえされなきゃ確実だ。」

悠「やめろよ!」

雲水「がははは。お前ならそれでもどうにかするだろ」

悠「あんな真似、二度とできるか!!」
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