ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/4/夜)ー

拳二「アンタってよぉ」

後楽「おーう?」

拳二「酒飲む時、肴は何がいいよ」

後楽「女」

拳二「ソイツはぶっちぎりだな」

後楽「だろだろ。どんな酒にもバッチリ合うのは女だろ。」

澪「おっさんら……それでいいのか」

拳二「おいおい、おっさんはひとりだろ」

後楽「ははは、仲間、仲間」

悠「ちぇき」

拳二「おうす」

後楽「ようす」

悠「うーわーおっさんコンビかよ」

後楽「お前さんだっていつかはなるんだぜ」

拳二「見かたによっゃ既におっさんだけどな」

悠「お前ほど老け顔じゃねーし」

拳二「童顔」

悠「うっせ!!」

後楽「ははは、中途半端な幼顔は損だぞ。おじさんみたくジェントルメンな顔立ちにならないと」

悠「お前は化けるから顔なんか変わるだろ!」

後楽「まぁな。」

拳二「かっかっか、まぁ、座れよ。ほらほら。」

バシバシ!

悠「痛い痛い!背中叩くな!!」

後楽「何飲むお客さん」

悠「うっせーよ」

拳二「かっかっか」

澪「なんにする」

悠「冷酒」

後楽「寒いのによく冷酒飲めるなぁ」

悠「飲み口爽やか、後ぽかぽかだからな」

拳二「確かになぁぐびぐび飲めるが足に来るんだよな」

澪「……悠ってさ」

悠「あー?」

澪「酒飲む時肴はなにが好き?」

悠「あー……女?」

拳二「かっかっかっかっ!!」

後楽「くっはははっはは!!」

悠「なんだよ」

澪「そこの二人も同じこといったんだよ」

悠「コイツらと同じ……レベルだとっ?!」

拳二「ってーか、テメェはどっち向いても女気があるだろこの野郎」

悠「どこがだよ。現に今だって左右に居るのはおっさんじゃねーか!」

後楽「俺はそろそろゆう(女)と籍入れようと思ってんだけど」

悠「それは好きにしろ。」

拳二「かっかっか。こんな奴を身内にいれたらそれこそ食いつぶされるぞ」

悠「籍入れた際はとっとと出てってもらえばいい」

後楽「そりゃツレねーだろ……お義兄さん?」

拳二「この場合どーなるんだろうな」

悠「おれとあいつは基本同一人物だからな……」

後楽「お前も嫁かいらねーわ」

悠「こっちだってお断りだよ!!」

拳二「かっかっか。破局が速かったな」

後楽「嫌だぜ~もう離婚届見るのは」

悠「そういやお前……子どもと元嫁居たんだったな」

後楽「アレは本気で辛かった……ある日突然空っぽの部屋残された離婚届……」

悠「悪かった、わるかった。その話しは止めろ。なっなっ?」

拳二「ほら、飲めよ。今日は俺ぁが奢ってやるし、朝まで付き合うからよ」

後楽「うっうっぅぅ……」

悠「おいおい、おっさんの涙はやめろ。いろいろキツイから」
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