ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ー小鳥遊邸・道場(12/4/早朝)ー

楓子「師匠、参りますやよ!」

E:白木木刀(右)
E:黒木小刀(左)
E:小鳥遊コンチェル支給SPスーツ(体)
E:小鳥遊コンチェル支給SPズボン(腰)

悠「おう。来い」

E:木小刀(右)
E:木小刀(左)
E:いつもの私服(体)
E:いつもの軍パン(腰)

楓子「はあっ!!」

カジャ!

悠「おっと」

楓子「はっ!!」

ガィン!

悠「ほい」

楓子「一迅!」

ガイィン!

悠「……刀での突きは重いなっと」

楓子「軽々防いでますやよっ!」

ヒュバ!

悠「いやいや、ガードしてるだけで精いっぱいだよ」

楓子「余裕……過ぎじゃないですかっ……やよ!」

ヒュッバッ!!

悠「そんなことないって……っと」

楓子「鳴時雨!!」

ヒュ!ヒュ!ヒュ!ヒュ!

悠「おっ…んっ……」

楓子「もらった!重裂刃やよ!」

バキン!!

悠「あ……折れた。」

楓子「後一本ですやよ!一迅!!」

悠「残念遅い。」

バチン!

楓子「うぶっ!!?」

悠「正面から手振りおろされたら痛いだろ……大丈夫か?」

楓子「痛っ~……顔中がビリビリしてますやよっ~」

キキ「容赦ないでござるなぁ。デコ氏のおでこでなく顔をぶつなんて」

悠「とっさに当てちゃったんだよ」

楓子「カウンターで、しかも武器捨てて素手で刀弾いてくるとはさすが師匠ですやよ」

キキ「木刀の耐久と使いやすさのテストという内容だったのでござるけど」

悠「だっておれ素手派だもん」

楓子「使いやすさはバッチリでしたやよ」

キキ「耐久力は考え直しが必要かもしれないね。」

悠「っか、木だしこれ以上強度あげるのは無理だろ。」

キキ「硬さに拘らなくても木材特有のしなやかさを利用すればまだまだ改良可能さ」

楓子「あくなき探究心はご立派ですやよ」

悠「なんでもいいけど、喋り方変わったな」

キキ「おっととっとと、とっとこ」

悠「ハム太郎か」

キキ「いやいや~ついつい仕事モードにインしてたお!テヘペロ」

楓子「仕事モード……師匠は賢者モードというものに……」

悠「意味がわかってないのにそういう言葉を使うんじゃない」

楓子「悟りを開くとかでは無いのですかやよ?」

悠「達してるって意味では正解だな。っか、モードの話しなら鬼状態があるだろ……。」

楓子「あ、そうでしたやよ」

キキ「鬼状態?詳細キボンヌ」

悠「鬼状態っていうのは……簡単に言うと心臓を爆発的に動かして肉体の限界を突破する技術かな」

キキ「ほほほぅほぅ」

楓子「しかし確実に寿命を縮めるハイリスクですやよ」
32/100ページ
スキ