ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/1/夜)ー

悠「寒い」

ともき「スタートをソレで始めるのやめないか?」

悠「スタートってなんじゃい」

ともき「いや、俺もよくわからないけど」

悠「メタるならちゃんとメタってよ!!」

ともき「なんだよメタるって」

悠「身体が銀色になって倒されると経験値を大量放出するんだよ」

ともき「メタルスライムかよ!」

悠「おれはぐれメタルな」

ともき「はぐれてろ!」

悠「そんな暴言吐かれるとは思わなかった。」

ともき「暴言になるんだ……」

ミハイル「邪魔するぞ」

悠「死ね」

ミハイル「生きる!」

ともき「いきなり死ねっていう奴もいう奴だけど、生きるって返すやつも中々だな……」

悠「ともき、間違うなよ。おれが死ねっていう奴はミハイルか柏かの二択だ。今のところはな」

ミハイル「僕が好きだからてそんなにツンツンするな。こっちが恥ずかしくなる」

悠「いっぺん脳を洗え」

ミハイル「頭蓋骨ならよく丸洗いしてるけどな」

ともき「どうやって……」

ミハイル「抜くんだ。コツを掴めば誰でもできるぞ。骨(こつ)だけにな。ケラケラケラケラ」

ともき「頭痛くなってきた」

悠「真正面から話すな石にされるぞ」

ミハイル「それはゴルゴンゾーラだ」

悠「バリゾーゴン?」

ともき「メデューサだろ。全然違うし」

ミハイル「こじゃれたトークは置いといて」

ともき「洒落てないし」

ミハイル「少し困ってるんだ。助けろ」

悠「なに様だよお前」

ミハイル「国王さまじゃい!」

悠「そうだったな。」

ミハイル「それで……お前チェーンメールは知ってるか」

悠「知ってるよ手紙に鎖つないで振り回す香川の伝統行事だろ」

ともき「お前はどこの香川の話をしてる」

ミハイル「話しを進めるぞ。ある人間に風評をどうにかして欲しいと頼まれてな」

悠「ソイツはめんどくさそうだな」

ともき「そうなのか」

悠「……ともき、風説の流布のやり方って分かるか?」

ともき「噂の広め方って事か?……えーと、誰かに話していくとか?」

悠「ちょっと、違うが……噂を広めるやり方ももちろんある。話すときに魔法をかければいい」

ともき「魔法?」

悠「秘密だから話すなよ。」

ともき「?」

悠「って、風に秘密だから話すなよって最初にいっとくんだ、そしたら勝手に広まっていく」

ともき「はぁ?」

悠「心理掌握じゃないが秘密ほど他人に話したくなる。だから、「秘密」「話すな」って事を先にいっとけば余計に広めたくなるんだ。」

ミハイル「そんな話をしたいんじゃないんだが」

悠「なんの話しだっけ?」

ミハイル「だから、僕が困ってるから助けろって話しだよ!」

悠「だが断るっ!!」

ともき「いいたいだけだろ。ソレ」

悠「ジョジョファンとしては無理矢理でも言いたいんだよ」

ミハイル「貴様、僕の話しを聞く気ないだろ!」

悠「もちろん」

ミハイル「がるるるる!!」
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