ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(11/29/夜)ー

金剛「……」

拳二「……」

千夜「……」

崇「集まった様だな」

金剛「アンタから呼び出しくらうなんて夢にも思わなかったぜ」

夢「なに?」

金剛「呼んでない」

夢「チッ」

千夜「あの女……舌打ちしやがったぞ。今」

拳二「かっかっか、あんぐれぇの年頃はイキがりたいもんだ。大目に見てやれ」

夢「うっさい、バーカ」

拳二「かっかっか……いっぺん泣かしてやろうか」

千夜「おっさん……」

崇「じゃれ合いはそのくらいにしろ。本題に入るぞ。レプリカとオリジナルをぶつけてみようと思う」

「「「……」」」

夢「レプリカ?オリジナル?」

千夜「虎狗琥さん……アンタ、偽物に会ったのか?」

崇「ごく最近な……ククッ、なかなかおもしろい奴だった。」

拳二「なんだよ。結局、お前も動いてるのか」

崇「初めはそんなつもりは無かったが……お前たちが酷く痛めつけたと聞いて興味が出たのさ」

金剛「人聞きの悪い言い方だな」

千夜「……」

崇「それでお前らは勝率はどう見る」

拳二「どーだろーな」

金剛「案外分からないかもしれない」

崇「ほう、どうしてだ?」

金剛「俺たちのせいさ。俺たちと闘って奴は紛いなりにも骨格を作りつつある。」

拳二「小鳥遊悠にはなれなくても紛い物のまま成長する」

千夜「つまりコピー……他人(悠)を真似てきて来てるのなら、先の喧嘩でも何かを得る可能性もある」

金剛「一石一丁で真似できない芸当を真似できるほどなら……十二分に可能性はあるとみる」

崇「なるほど……そうか、もういいぞ」

拳二「って、これだけかよ!!」

崇「他になにがある?だらだらと話しでもしたいのか?」

千夜「じゃ、俺はお先に失礼しますよ」

金剛「うちも店があるし帰らせてもらう」

金剛「あーあーあーあーーーー……どいつもこいつも付き合い悪いというか、用が終わったら、ハイサヨナラでいいのかよ。なぁ、嬢ちゃん」

夢「てゆーか、悠はいないの?超テンション下がるんですけどー」

拳二「コイツは妙にイラつくな……」

崇「もうすこし若者との付き合い方を学ぶんだな」

拳二「あぁ?じゃあ、お前はあのギャルとどう接するんだよ」

崇「無視しとけ」

拳二「お前こそ接し方を学べよ……」

崇「馬鹿の扱い方はな、利用できるなら自由にさせておくし、役に立たないなら切り捨てるか、無視だ。」

夢「誰が馬鹿よ!どー考えても私は賢い部類でしょうが!!」

崇「俺の経験上、自分で自分のことを貸しこいっていう奴は三パターンだ。本当にめちゃくちゃ賢い奴か……ただの馬鹿か……だ。お前はどう考えても後者だ。」

夢「失礼な!!」

崇「あとひとパターンは?」

崇「何を考えてるのか分からん奴だ。王とかがその類だな」

拳二「アレは……何を考えてるかじゃなく、何も考えてないだけじゃないか?」

崇「かも……な」
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