ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

-ラスタ・ラヴー

悠「やっぱり飯は中華だよな。ガッツリ食えるし。」

ともき「……」

悠「なんだよ。まだ、怒ってるのか?」

ともき「別に。」

悠「機嫌なおせって、ほら、餃子食べさせてやるから、あーん。」

ともき「……」

優日「それ逆効果じゃない?」

美喜「ちょっと、どうでもいいけど、人の店で中華食べてるのよ。」

悠「バーミヤンのテイクアウトだか?」

美喜「どこの店で買ったかを聞いてんじゃないわよ。」

鈴猫「美喜、ごめんね。夏休みやお盆休みでどこもお店いっぱいで座れなかったの。」

美喜「だからって普通バーで食べる?」

鈴猫「ほら、その…ここ広いし!」

澪「理由になってませんよ。」

鈴猫「ふにゃ…」

悠「細かい事気にすんなよ。ちゃんと酒も注文してるだろ。」

コロニー
22度中口シェーク

ウォッカ20ml
サザンカンフォート20ml
ライムジュース20ml

材料をシェークしてカクテルグラスに注ぐ

澪「ライムの酸味とサザンカンフォールのピーチフレーバーが香るカクテル。すっきりとした飲み口だから中華にはあうかな」

美喜「っていうか餃子振りながら喋るな!」

悠「だって、ともきが食べてくれないんだもん……」

ともき「だもん…じゃねえし。食うか。」

悠「ちぇ、じゃあ澪あーん。」

澪「優日さん、箸もらえますか?」

優日「はい。澪君も美喜さんもどうぞ」

澪「どうも」

美喜「ありがと。」

悠「シカトですね。わかります。スズネ食うか?」

鈴猫「はへ?!わ、私?」

悠「いらないなら、優日食うか?」

優日「ジーー」

鈴猫「うっ…」

優日「スズネさんが食べたいらしいよ♪」

鈴猫「え、あ、ちょ…」

悠「じゃあ、スズネ、あーん。お?」

鈴猫「あ、あーん…………?」

悠「ちょい、電話。はい。もしもし?」

澪「このタイミングで電話か……」

ともき「前から思ってたがコイツ、自分の時は間が悪いよな。」

美喜「酷いわね色々…」

鈴猫「……」

優日「スズネさん。はい、あーん。」

鈴猫「あーん…うん。美味しい」

ともき「不憫だな」

鈴猫「あはは……なんかもう慣れちゃったよ」

優日「一度ガツンと言った方がいいよ」

鈴猫「ガツンって、なんて?」

美喜「ふざけてるなら絞め殺すわよって」

澪「オーナーそれはガツンとじゃなく脅しかなんかです」

優日「絞めるじゃなくて打ち抜くかぶっ飛ばす?」

ともき「いや、言葉を変えようよ。なんで全面的に攻撃宣言なんだよ」

美喜「恋は戦争ってよく言うじゃない」

優日「攻撃は最大の防御ともいうし」

澪「うん。まったく今いう必要はないよな」

ともき「まあ、しかし……悠になにをいっても効果ないと思うけどな」

鈴猫「右から左だしね」

美喜「馬耳東風」

優日「馬の耳に念仏」

澪「言いたい放題っすね」

美喜「まぁ、事実だし」

優日「うんうん。興味あることには敏感だけど後は気まぐれで動いてるからね」

鈴猫「はぁ…」
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