ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5
ーラスタ・ラヴ(11/18/夜)ー
悠「なんか暖かいもの食べたいなぁ」
後楽「うどんなんか良いんじゃないか?」
悠「おれはすき焼きとうどんすき以外はざるうどん派なんだよなぁ」
後楽「今の時期は冷たいのより、あったかいのだろ。」
悠「おれは年中冷たい派なの」
後楽「この冷血漢!」
悠「はっ倒すぞ!!」
ともき「あっちではなんかおっさん二人がじゃれ合ってるな。」
亮「ひとりはおっさん(笑)だけどな。千夜はどう思う?」
千夜「うどんが嫌なら、ラーメン喰えばいいだろ」
亮「お、さすがラーメン屋」
後楽「ラーメンと言えばだ」
ともき「こっちの話しも聞いてるみたいだぞ」
亮「地獄耳だな」
後楽「兄ちゃんは「くるまやラーメン」ってしってるか?」
悠「あー……確か千葉とか埼玉沿いによくある……味噌ラーメンが売りのチェーン店だろ。」
後楽「そうそう。ただし、味噌のほかに醤油や塩……さらには中華味なんてのも手広くやっててな。俺は「ファミリー向けとかピンとこない」って思ってたんだよ。」
悠「おれは嫌いじゃないけどな」
後楽「おじさんも星の数ほどラーメンを味わってきた。エッジの立った濃厚系や地方の有名店については情報を得ながら大抵攻めた。」
悠「アンタ……ラーメン好きなのか」
後楽「まぁな。40年以上も前に足立地区ではじまった「くるまやラーメン」チェーンは東日本中心にかなりの店舗を構える老舗だ。独自のメニュー路線に走るフランチャイズもあるようだが直営系の店が出してる「味噌ラーメン」に関してはおそらく何十年もの間、味(レシピ)に大きな変化は無い。」
悠「ああ、ちなみに観光バスを改良した老舗で営業を始めたのが「くるまや」の店名の由来なんだぞ。」
ともき「語りだしが始まったな」
亮「悠の飯話は始まったら止まらないからな」
千夜「狸オヤジが相手してるからいいだろ」
後楽「でな、この前ひさびさに同じ直営系の店で前に食べたのと同じ代表メニューの「ネギ味噌ラーメン」を食べてみたんだ……これがなんと……うまかったんだ。」
悠「……ほう」
後楽「いわゆる普通の味噌ラーメンなんだが作り込みがちゃんとしてる。にんにくもしっかりすぎるほど利いててごはんにもバッチリあったね。味は同じなのに評価が変わった。ようするに……俺の舌がようやく追いついたんだ。」
悠「それって年取ると油分を受け付けなくなっただけじゃないのか?」
後楽「そういう些細な味の傾向の話しじゃ無い。俺は昔から自分がラーメンを評価する感覚……特に「うまい」か「否」かのジャッジについては絶対的なセンスがあると思っていた。ところがそこがブレていた……残念ながら昔の俺は経験値不足だったってことだ。二十年前は丁寧に磨かれたターミナル駅のベンチみたいな、この「くるまや」の味噌ラーメンの価値にまるで気づかなかった……よくもまぁ「ファミリー向け」なんて形容したもんだ。いや、そもそも「ファミリー向け」が褒め言葉でもあることすら解ってなかった」
悠「なるほど。つまりおっさんはエキストリーム系に肩入れし過ぎてたんだな。じゃあ、おれからひとつ教えておいてやる。」
後楽「なんだ?」
悠「おれはそっち系にもわりと行っている」
後楽「な、なに、若いうちからあっさりやファミリー向けに……だと」
ともき「なにに驚いてるんだ?」
亮「さぁ……」
千夜「先帰るぞ」
悠「ちなみに勿論、天下一品にもしっかり行ってる。最近知ったが関東の某所にハンバーガーを出してる天下一品があるのを知ってるか?」
後楽「ほぅ…。」
悠「行ってきたがこれが意外にイケたよ。」
後楽「やるな、兄ちゃん……。」
悠「おっさんも見直したぜ。おれにラーメンの話しを振ってきて、張りあえるなんてな。」
悠「なんか暖かいもの食べたいなぁ」
後楽「うどんなんか良いんじゃないか?」
悠「おれはすき焼きとうどんすき以外はざるうどん派なんだよなぁ」
後楽「今の時期は冷たいのより、あったかいのだろ。」
悠「おれは年中冷たい派なの」
後楽「この冷血漢!」
悠「はっ倒すぞ!!」
ともき「あっちではなんかおっさん二人がじゃれ合ってるな。」
亮「ひとりはおっさん(笑)だけどな。千夜はどう思う?」
千夜「うどんが嫌なら、ラーメン喰えばいいだろ」
亮「お、さすがラーメン屋」
後楽「ラーメンと言えばだ」
ともき「こっちの話しも聞いてるみたいだぞ」
亮「地獄耳だな」
後楽「兄ちゃんは「くるまやラーメン」ってしってるか?」
悠「あー……確か千葉とか埼玉沿いによくある……味噌ラーメンが売りのチェーン店だろ。」
後楽「そうそう。ただし、味噌のほかに醤油や塩……さらには中華味なんてのも手広くやっててな。俺は「ファミリー向けとかピンとこない」って思ってたんだよ。」
悠「おれは嫌いじゃないけどな」
後楽「おじさんも星の数ほどラーメンを味わってきた。エッジの立った濃厚系や地方の有名店については情報を得ながら大抵攻めた。」
悠「アンタ……ラーメン好きなのか」
後楽「まぁな。40年以上も前に足立地区ではじまった「くるまやラーメン」チェーンは東日本中心にかなりの店舗を構える老舗だ。独自のメニュー路線に走るフランチャイズもあるようだが直営系の店が出してる「味噌ラーメン」に関してはおそらく何十年もの間、味(レシピ)に大きな変化は無い。」
悠「ああ、ちなみに観光バスを改良した老舗で営業を始めたのが「くるまや」の店名の由来なんだぞ。」
ともき「語りだしが始まったな」
亮「悠の飯話は始まったら止まらないからな」
千夜「狸オヤジが相手してるからいいだろ」
後楽「でな、この前ひさびさに同じ直営系の店で前に食べたのと同じ代表メニューの「ネギ味噌ラーメン」を食べてみたんだ……これがなんと……うまかったんだ。」
悠「……ほう」
後楽「いわゆる普通の味噌ラーメンなんだが作り込みがちゃんとしてる。にんにくもしっかりすぎるほど利いててごはんにもバッチリあったね。味は同じなのに評価が変わった。ようするに……俺の舌がようやく追いついたんだ。」
悠「それって年取ると油分を受け付けなくなっただけじゃないのか?」
後楽「そういう些細な味の傾向の話しじゃ無い。俺は昔から自分がラーメンを評価する感覚……特に「うまい」か「否」かのジャッジについては絶対的なセンスがあると思っていた。ところがそこがブレていた……残念ながら昔の俺は経験値不足だったってことだ。二十年前は丁寧に磨かれたターミナル駅のベンチみたいな、この「くるまや」の味噌ラーメンの価値にまるで気づかなかった……よくもまぁ「ファミリー向け」なんて形容したもんだ。いや、そもそも「ファミリー向け」が褒め言葉でもあることすら解ってなかった」
悠「なるほど。つまりおっさんはエキストリーム系に肩入れし過ぎてたんだな。じゃあ、おれからひとつ教えておいてやる。」
後楽「なんだ?」
悠「おれはそっち系にもわりと行っている」
後楽「な、なに、若いうちからあっさりやファミリー向けに……だと」
ともき「なにに驚いてるんだ?」
亮「さぁ……」
千夜「先帰るぞ」
悠「ちなみに勿論、天下一品にもしっかり行ってる。最近知ったが関東の某所にハンバーガーを出してる天下一品があるのを知ってるか?」
後楽「ほぅ…。」
悠「行ってきたがこれが意外にイケたよ。」
後楽「やるな、兄ちゃん……。」
悠「おっさんも見直したぜ。おれにラーメンの話しを振ってきて、張りあえるなんてな。」