ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(11/15/夜)ー

悠「可愛いな……」

ともき「可愛い……か?」

悠「可愛いだろ」

紅「キモ可愛い?」

悠「普通に可愛いだろ」

澪「なんの話ししてる?」

悠「フルフルが可愛いだろって話し」

澪「キモいよ」

悠「あのぶよぶよ感がいい感じだろうがぁ!!」

ともき「お前のセンスがわからん」

紅「可愛いってのにもいろいろあるけど、フルフルは決して可愛い系統じゃないだろ。アイルーとかならともかく」

悠「アイルー、メラルーは解りきって可愛いから別だ」

ともき「あーそうかい」

澪「なんでもいいけど、ワイン開けていいか?」

悠「おう、頼む」

ともき「なんでワインなんだ?」

紅「珍しいな」

悠「だって今日ボージョレヌーボ解禁日じゃん。」

ともき「そうだったけ。」

悠「っで、ひとりで買って飲んでもいいけど、そんなにワイン派じゃないなので誰かとシェアしようと思ってな」

ともき「一回で飲み切ろうと思わなかったらいいだけじゃないのか?」

悠「そんな事いう子には飲ませませんよ!」

ともき「別にどっちでもいいけど」

悠「じゃあ、グレープジュースでも飲んでろ!」

ともき「何でキレてるんだよ」

悠「うー!うー!うー!」

紅「なんか悪い物喰ったのかな」

ともき「いや、発作だな。駅前に心の病院あるぞ」

悠「通院を進めないでいただきたい。」

澪「それでワインは飲むのか?瓶ごとぶつけたらいいのか?どっちだ?」

悠「なんでぶつけるんだよ。おれの月の出演料が千五十円だからか?」

澪「いや、それは知らんけど」

紅「溢れるか溢れないかぎりっぎりまで注いでやってくれ」

悠「なんでだよっ!」

澪「わかった。」

悠「やるのかよ!」

ともき「なみなみと注がれたワインは迫力あるな。意味がわからないって意味で」

悠「なんの意味もない。ただの嫌がらせだよ!!」

紅「さぁ、悠どう飲むんだ?」

ともき「これは口から迎えるしかないだろ」

悠「えーーーー……」

ともき「なんか止めろ」

悠「あ、ごめんムラムラしちゃった?」

ともき「リッカー亜種かと思ってとっさにガラスの灰皿でぶん殴りたくなった。」

悠「誰がBOWだ!」

澪「っで、どーするんだこのワイン」

悠「やったのはお前だろ!!」

紅「ストロー使うか?」

悠「それは……なんか嫌だから、こうする」

パシッ!ガパッ……ごっくん!

ともき「グラスを振って、飛んだワインをひとくちで飲みこんだ……。」

紅「中国雑技団とかでやってけるかもな。もしくは万国びっくり人間ショーかなんか」

悠「げほっけへっうえぇぇぇ……」

澪「おいおい、出すなよ」

ともき「あんな飲み方したら味も何も分からないだろ」

悠「普通に飲ませろよ!」

澪「なんか、悪かったな」

悠「え、あー……そう、本当に謝られても」

澪「ごめんな」

悠「なんか委縮しちゃうんだが。」

澪「謝罪の気持ちはコレっぽっちももってないけど」

悠「うぉい!」
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