ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ー焼肉屋・鉄(11/13/夜)ー

悠「まさか、本当に食わせてくれるとは思わなかった。」

金剛「別にしっかり金は払ってくれていいぞ。」

摩耶「よっ、太っ腹!」

悠「財布の中に1203円しか入ってないおれに奢れるのは肉一皿とご飯にスープくらいだぞ。」

金剛「威張るなよ。」

摩耶「割り勘にしても無理そうだね。」

悠「わかった。身体で払うよ。」

金剛「サンドバッグ代わりか……?」

摩耶「人体で試し打ち出来るなんて最高だね。」

悠「やだ、この人たち、怖い!」

摩耶「あはは。今回は僕がごちそうするよ。」

金剛「別に俺の奢りでいいんだぞ?」

摩耶「この前もご馳走になったし、それは悪いよ。」

金剛「……じゃあ、こうしよう二人が食べた合計の割り勘分だけ払ってくれたらいい。悠の分は俺が奢るから」

悠「なんか、悪いな。」

金剛「結局やらなかったお前の完治祝いだ。」

摩耶「あ、良いねそれ。」

悠「マジか、なら適度に怪我して治さないと」

金剛「重傷以下は認めないぞ」

悠「チチチィ~」

金剛「舌打ちなのか?」

悠「U,N,オーエンは彼女なのか?」

摩耶「そーなのかー」

金剛「なんだこれ」

悠「悪ふざけに決まってるだらぁ」

金剛「だらぁってなんだ、だらぁって」

摩耶「いい感じにカルビが焼けてまいりました。」

悠「肉は摩耶に見ててもらって、おれらはコント続けるか。」

金剛「コントだったのか」

悠「本当ならツッコミマスターのともきがいれば完璧なんだがピンの仕事が入ってるしな」

金剛「なんかリアルだな」

悠「そうして段々とコンビの仕事が減って、相方は司会とかドラマとか着実に地位を築いていくんだよな……」

金剛「いや、知らんけど。根本的なことをいうとお前は芸人じゃないからな」

悠「カンペと台本読んで簡単に金が入るとか思うなよ貴様ら!」

金剛「誰にいってんだよ!」

摩耶「いただきまーす」

悠「あれ、お召し上がってるよ!?」

金剛「まぁ、焼けたなら普通喰うわな」

摩耶「カルビ美味しゅうございました。」

悠「あれ?!完食!?」

摩耶「つぎ、ハラミ焼きます」

悠「くっ、また、コントタイムか……」

金剛「焼けるの見てたらいいだろ」

悠「ただ黙々と待ってるより何かしてた方がいいだろ。精神衛生的に」

金剛「肉を焼くことに集中したらいいだろ。それにどれだけ精神不安定なんだよ」

悠「SAN値はフルマックスだぞ?」

金剛「SAN値ってなんだ?」

摩耶「ムグムグ……悠君の場合SAN値増減無効だけど淀みなく狂気ってるからね。」

金剛「よくわからんが攻撃力は高いけど常に毒状態みたいな感じか?」

悠「よくわかってない癖に的確なこといってくれてんじゃねーかよ」

金剛「っで、SAN値ってなんだ?」

悠「スーパーアクシデントマイクロの事だよ。このSAN値が高いとパソコンの処理速度が上がるんだ」

金剛「へー……嘘だろ。」

悠「もちろん」

摩耶「ハラミ美味しゅうございました。」

悠「また完食!?」
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