ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(11/11/昼)ー

後楽「ふぅー……。最近の若者は怖いなぁ」

悠「どうかしたのか?」

後楽「きのうよぉー、帽子の嬢ちゃん結構キツイこと言われたのよ。」

悠「優日か。あの娘はときどき半端なく鋭利な言葉のナイフ投げてくるからな」

後楽「ナイーブなおじさんのハートがズタズタだ」

悠「心臓もズタズタになったら良かったのにな」

後楽「物理的には嫌だなぁ」

ともき「よっす。」

悠「ちぇき」

後楽「よっす」

ともき「なんかもうナチュラルに居ますよね。」

後楽「おじさんもやっと安定してきたってことさ」

ともき「なにがですか」

後楽「居場所」

悠「うちを居場所にすんな」

後楽「じゃ……おじさんの事、お父さんと言っていいぜ?」

ともき「ないでしょ?!」

悠「お父さん……。」

後楽「呼ぶのかよ?!」

ともき「本人がつっこむのかよっ!!」

悠「いやー、お父さんて呼んだこと無かったから、なんか新鮮でいってみたかった。」

ともき「止めろよ。」

後楽「兄ちゃんもなかなかハードだな」

悠「どうだろ。客観的にみればどこにでも転がてる喜劇だろ。」

ともき「ポジテブなのかネガティブなのか分からん奴だ。」

悠「普通」

ともき「普通では無い」

後楽「まー、兄ちゃんは犯罪者臭いけどな。りっぱなアウトローだし」

悠「生皮はぐぞ」

後楽「おじさん、痛みを伴うプレイは嫌いだな。っていうか、男は興味ないけどな」

ともき「仲いいなアンタら」

悠「ジェラシー?」

ともき「やかましーだよ」

悠「なんて上手い返しだ」

ともき「そこまで上手くもねぇよ」

後楽「ぐぉぉぉ……。」

ともき「おっさんはいつの間にか寝てるし」

悠「飽きたんだろ。」

ともき「それでいいのかお前ら……自由すぎるだろ」

悠「なにを今さら。」

ともき「……それもそうだったな。」

悠「でしょー」

ともき「あー……なんか、いろいろどうでもよくなってきた。」

後楽「だったら、おじさんが財布預かっておいてやるよ。」

ともき「寝ててください。」

悠「マグロ漁船か泥船に乗って来いよ。」

後楽「ぐうぅぅぅ……」

ともき「狸寝入りだな」

悠「都合が悪くなるとこういう逃げ方するのがやっかいだ。……背中に火付けてみるか?」

ともき「おいおい……」

美喜「やるなら外でしてよね。」

ともき「そこだけですか?!」

悠「えーと、ライターは……ん?」

狸の置物『……』

悠「いつの間にか逃げられた。」

ともき「まぁ、普通逃げるだろ。」
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