ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(11/7/夜)ー

悠「はああぁぁぁ……」

氷室「もの凄いため息ですね。」

悠「かねないもん……」

崇「しかし、払わない訳にもいかないだろ。」

悠「お前らも呑んだだろ!!」

後楽「おじさんお金無いし」

悠「テメー本気でカチカチ山状態にするぞ」

拳二「よぅ、なんの騒ぎだ」

悠「総計で二十八万くらいの酒のんで困ってるところだよ」

拳二「えー、俺ぁにも呑ませろよ!!」

後楽「ほれ、ガンガン飲むといい」

悠「割り勘だかんな……。」

拳二「一杯分しかださねぇぞ」

崇「さて、どうする?」

氷室「キリがいいので三十万として、私、崇、悠さん、瓦谷さんで割って七万五千円ですね。」

悠「ななまんごせんえん……」

拳二「俺もやっぱり頭数入るのかよ。しっかし、この酒美味いな」

美喜「うちの店で高い日本酒ベストスリーだからね」

拳二「なんで、そんな豪華な酒飲んでる?なにか祝い事か?」

悠「アホが勝手に頼んだだけだ」

後楽「いっしょになって飲んだら共犯さ」

悠「ぜってぇー後で吊るしあげる」

拳二「しかし、七万五千円の価値はある味だな」

氷室「えぇ、かなり贅沢な味でした。」

崇「本郷、支払っておけ」

本郷「ふっ」

悠「おれ以外は普通に支払うんかい」

氷室「欲しい参考書がありましたが仕方ありません」

悠「七万五千円きついなぁ……」

後楽「美味かっただろ」
ガスっ!

悠「……」

氷室「綺麗に入りましたね」

崇「身体の調子は万全みたいだな」

拳二「おっさん、顔潰れてるぞ」

悠「そこ塩すりこんでやりたい」

後楽「痛ったた……やめろよ。おじさん、非力なんだから」

悠「はあぁぁぁ……」

拳二「金貸してやろうか?」

悠「お前からつていうか、貸しつくっても借りはつくらん」

拳二「かっかっかっ。その威勢はきらいじゃねーぜ」

崇「くくく、貸しは作らないか」

悠「お前とだって五分五分だろ。おれとお前は対等なはずだ。」

崇「別になにもいってないだろう。くくく」

悠「……」

氷室「悠さん、頑張って働きましょう」

悠「冷静に慰めないでください……」

後楽「俺に預けてみないか?倍にして返してやるよ。」

悠「目の中を+ドライバーでぐちゃぐちゃにしてやろうか」

後楽「プラスでもマイナスでも痛そうだから嫌だ。」

拳二「しかし、おっさん……あんまり悠を追い込んでもらっちゃぁ……困るぜ?」

後楽「違うちがう、たまたま持ち合わせが無かっただけだって」

悠「うっせーよ。無職者!!」

後楽「わははは」
1/100ページ
スキ