ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

-ラスタ・ラヴー

稲葉「ほんと、毎日暑いわね。」

小雪「夕立とかあれば少しは涼しくなるのに……今年の夏は全然降らないかな」

悠「ちーす。お、珍しいのが二人」

稲葉「あら、悠。」

小雪「こんにちは久しぶりかな。ことりくん。」

悠「おう。稲葉、あんまりガキを連れてくるような店じゃないぞ。澪、なんか辛口のを頼む。」

澪「オーケー」

稲葉「大丈夫よ。こんなにロリロリした娘が本当に子供のわけないじゃない。」

小雪「二人とも私は子供じゃないかな!」

澪「アビエイションお待たせ」

アビエイション
30度辛口シェーク

ドライジン45ml
レモンジュース15ml
マラスキーノ1tsp

材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ。

稲葉「アビエイションって「飛行」とか「飛行機」って意味よね。」

美喜「えぇ、レモンの酸味がきいたドライテイストの辛口カクテルで、マラスキーノの甘美な芳香がアクセントよ。」

悠「うん。美味い。……まぁ、たしかに身体の一部分は立派に大人だな。」

稲葉「西瓜二個だものね。」

小雪「スイカじゃないし、セクハラもはだはだしいかな!」

悠「そんな事より、お前らって夏の間何してる。」

小雪「そんな事で片づけられたかな……」

稲葉「あら、私たちの予定が気になるの?」

悠「いや、暇潰しの参考になるかと思ってな。」

小雪「普通に友達と遊んでるかな。」

稲葉「私も似たようなものね。」

悠「どいつもこいつも似たり寄ったりだな」

稲葉「仕方ないといえば仕方ないんじゃない?夏休みで時間があるといっても、急に用事ができる訳でもないし、むしろ時間があるからゲームなんかに走る人が多くなりがちだと思うわ。」

悠「普段は休みが無いのを妬み。いざ、休みになったら怠惰的に時間を浪費するか……」

小雪「二人とも話が難しすぎるかな」

悠「子供はいいんだよ。わからなくても」

小雪「だ~か~ら!子供じゃないかな!同い年かな!」

悠「じゃあ、小雪の納涼方法を具体的にいってみろ。」

小雪「納涼……う~ん」

悠「子供らしく素直に答えていいんだぞ。子供らしくな。」

稲葉「そうよ。子供らしい柔軟な発想が大切なんだから。子供らしいね。」

小雪「さっきから二人で何回も子供、子供言い過ぎじゃないかな!」

悠「そうか?子」
稲葉「さぁ。供」

小雪「語尾が変かな!おかしいかな!」

悠「いいから、はやく言えよ。」

小雪「言うの邪魔してるのは、ことり君かな……。私は夏場はお風呂によく入るかな。温めの温度でゆっくりさっぱりかな」

悠「お~…なんか微妙。」

小雪「微妙って……」

稲葉「健康にはいいかもね。けど、普通にプールでよくない?」

小雪「プールは……苦手かな。」

悠「なんだ、泳げないのか?」

稲葉「違うわよ。水着的な問題がね。」

悠「あぁ……ガキサイズだと胸がキツくて、胸サイズに合わせると身体が合わねぇんだな。」

稲葉「そのとおりよ。」

小雪「私をネタにガンガン話広げるの止めてほしいかな…」
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