ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(11/2/昼)ー

鈴猫「こんにちわ。」

澪「どうも。」

鈴猫「寒くなってきたよね。はい、注文のフルーツ。」

澪「そうですね。けど、寒くなってきても、へそ出しなんだ。」

鈴猫「え、あ、あはは。これはもう癖っていうかね?」

崇「どうせならヘソピアスでもしたらどうだ。」

鈴猫「嫌よ。痛そうなんだもん」

崇「お前に殴られる十分の一も痛くないと思うぞ?」

鈴猫「色々と失礼じゃない?」

崇「くくっ。」

弩躬「ちわっ。」

美喜「いらっしゃい。」

崇「来たか。」

弩躬「良いお店だな。」

崇「俺の店じゃないけど」

美喜「ほとんどアンタの物でしょ」

弩躬「っで、俺を呼び出した理由はなんだ?」

崇「お前は道玄達と繋がっているんだろ。その後、どうなった。」

弩躬「ズバッと聞いてくるな……。」

崇「気にするな、性分だ。」

弩躬「ま、俺も分かりやすいのは嫌いじゃないけどな。えーと、一応十神将の面々は悠の勝ちに残念がってたよ。負けたら更に鍛錬量を増やしてやったのにって……」

崇「そうか……。ふふっ。」

弩躬「聞いた話だと、アンタも悠が負けてたら山に捨てる気だったそうじゃないか。本気はどうかは兎も角……。」

崇「そのつもりだった。本気かどうかは個人の判断に任せるがな。」

鈴猫「あの……悠、何かあったの?」

弩躬「喧嘩した」

崇「頭を撃たれた。」

鈴猫「えっ……」

崇「ちなみに、「何で」とか「何時」とか「どうして」とかの質問は受け付けないぞ。自分で調べろ。それで、弩躬……」

鈴猫「な、なによもぅ……。」

弩躬「他に何か?」

崇「あと、何人くらいいる?」

弩躬「何人?」

崇「風雷コンビの様な奴だ。うちのひとりがやる気、気味でなもし適当な相手がいるなら悠じゃなく、別のカードを用意する」

弩躬「そーいわれてもなー。別に今回の一件だって、俺らが仕込んだものでもないし。ってか、そもそも、十神将の面々は悠側の人間だし、俺だって暇つぶしに顔出した口だし」

崇「その割には乗り気だったようだが?」

弩躬「そりゃ……好敵手(悠)か同盟(同期生)っか……なら、同盟に手を貸すだろ。結果的にどっちも成長はするだろうし。間違っても俺は恨まれないし」

崇「ふふ」

弩躬「なにかおかしかったか?」

崇「いや、今のもの言いは柏と似ていると思っただけだ。あの男の陰険なやり口とそっくりだ。」

弩躬「……」

崇「お前かどの側の人間でも構わんが……あまりウロウロしていると食いちぎられるぞ?」

弩躬「それは恐ろしいな……けど、矢は帰り道の事は考えない放たれたら敵を射貫くそれだけですよ。そんじゃ、失礼します」

崇「送らせよう。本郷」

本郷「ふっ」

弩躬「結構な申し出とお気遣いだけど……遠慮しておく、アンタの世話にはならない方がいいみたいだし」

崇「好きにしろ」

鈴猫「……あんないい方するから怒ってたじゃない」

崇「からかっただけだ。向こうも本気じゃない」
93/100ページ
スキ