ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2
ーラスタ・ラヴー
澪「フレンチコネクションです。ごゆっくり。」
フレンチコネクション
32度甘口ビルド
ブランデー45ml
アマレット15ml
氷を入れたファッションドグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
拳二「おぅ。」
悠「ニューヨークが舞台の映画「フレンチコネクション」に由来するカクテルだ。アマレットの濃厚な味わいと、ブランデーの華やかな香りがうまくマッチしてる。」
拳二「細かい事は知らんが。たしかにいい香りだ。」
悠「なぁ、拳二。お前って夏休みとかあんの?」
拳二「ある。…っが、お前らガキみたく何月何日まで~みたいなわけじゃない。」
悠「ガキみたくは余計だ。」
拳二「それは悪いな。」
悠「んじゃ、おっさんなケンジは夏休みどんな風に過ごしてるんだ。ソープとか抜きで。」
拳二「おっさん言うな。そうだな。俺は釣だな」
悠「女子高生とかか?」
拳二「アホ。その釣じゃなく、モノホンの海釣りだ。っか、お前の方が発想がオヤジ臭ぇぞ。」
悠「なぜだか知らんが人からよく同じ事を言われる。多分精神年齢がアダルティなんだ。」
拳二「ただスケベなだけだろ。」
悠「否定はしないさね。それより、話を戻すが……マジで釣なんかしてるのか、お前が。」
拳二「まぁ、最初はオヤジ(組長)の付き添いだった。けど、試しにやってみたらこれが中々ハマてな。今じゃ個人的にも行ってるって訳よ。」
悠「はぁ~ん……釣り、釣りか」
拳二「お!なんだ、なんだ、お前もやれる口か?」
悠「どうかな。昔、ガキの頃ジジイと渓流には行った事はある。ヤマメを釣りに」
拳二「ほ~なかなか渋いな。そうだ、今度一緒にいかね?」
悠「釣りにか?」
拳二「おぅ。漁船借りて、海のど真ん中で一杯やりながらのんびりとどうだ。釣った魚、捌いてつまみにすれば最高だぞ。」
悠「……」
拳二「あんだよ。なんか気に入らねぇのか?」
悠「いや、楽しそうだなって考えてた。けど、船借りるってあてはあるのか?」
拳二「おぃおぃ。俺の話聞いてなかったのか。オヤジに話さえつけてもらやぁ簡単なこった。」
悠「オヤジって…一ノ瀬組長だよな。」
拳二「ったりめぇだろ。だいたい俺の親父は米屋なの知ってだろ。」
悠「ぜってぇ嫌だ。なにが悲しくてヤクザ貸しきりの漁船に乗らなくちゃならない。」
拳二「あん?なにが問題だ?オヤジはお前の事を気に入ってるんだぞ。っか、お前と接待の席を用意できないかと頼まれる事もしょっちゅうなんだからな。」
悠「おいおい、勘弁してくれよ。なんで、俺がヤクザのボスに接待されるんだよ。理由が無いだろ。」
拳二「お前は……ホント頭いいのか悪いのかわからねぇな。あのな、よく聞けよ。EP、不死鳥、スカウトのガキ、放火、蛇、最近じゃあ異国のガキの売春屋まで潰したそうじゃないか。たかだが十八のガキがそこまで動けるんだ。お前を接待する理由は転がり過ぎてるんだよ」
悠「放火と売春屋は俺じゃ無いし。他のだって俺は関わってないよ。」
拳二「ボケ。そんな嘘が通じるか。」
澪「フレンチコネクションです。ごゆっくり。」
フレンチコネクション
32度甘口ビルド
ブランデー45ml
アマレット15ml
氷を入れたファッションドグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
拳二「おぅ。」
悠「ニューヨークが舞台の映画「フレンチコネクション」に由来するカクテルだ。アマレットの濃厚な味わいと、ブランデーの華やかな香りがうまくマッチしてる。」
拳二「細かい事は知らんが。たしかにいい香りだ。」
悠「なぁ、拳二。お前って夏休みとかあんの?」
拳二「ある。…っが、お前らガキみたく何月何日まで~みたいなわけじゃない。」
悠「ガキみたくは余計だ。」
拳二「それは悪いな。」
悠「んじゃ、おっさんなケンジは夏休みどんな風に過ごしてるんだ。ソープとか抜きで。」
拳二「おっさん言うな。そうだな。俺は釣だな」
悠「女子高生とかか?」
拳二「アホ。その釣じゃなく、モノホンの海釣りだ。っか、お前の方が発想がオヤジ臭ぇぞ。」
悠「なぜだか知らんが人からよく同じ事を言われる。多分精神年齢がアダルティなんだ。」
拳二「ただスケベなだけだろ。」
悠「否定はしないさね。それより、話を戻すが……マジで釣なんかしてるのか、お前が。」
拳二「まぁ、最初はオヤジ(組長)の付き添いだった。けど、試しにやってみたらこれが中々ハマてな。今じゃ個人的にも行ってるって訳よ。」
悠「はぁ~ん……釣り、釣りか」
拳二「お!なんだ、なんだ、お前もやれる口か?」
悠「どうかな。昔、ガキの頃ジジイと渓流には行った事はある。ヤマメを釣りに」
拳二「ほ~なかなか渋いな。そうだ、今度一緒にいかね?」
悠「釣りにか?」
拳二「おぅ。漁船借りて、海のど真ん中で一杯やりながらのんびりとどうだ。釣った魚、捌いてつまみにすれば最高だぞ。」
悠「……」
拳二「あんだよ。なんか気に入らねぇのか?」
悠「いや、楽しそうだなって考えてた。けど、船借りるってあてはあるのか?」
拳二「おぃおぃ。俺の話聞いてなかったのか。オヤジに話さえつけてもらやぁ簡単なこった。」
悠「オヤジって…一ノ瀬組長だよな。」
拳二「ったりめぇだろ。だいたい俺の親父は米屋なの知ってだろ。」
悠「ぜってぇ嫌だ。なにが悲しくてヤクザ貸しきりの漁船に乗らなくちゃならない。」
拳二「あん?なにが問題だ?オヤジはお前の事を気に入ってるんだぞ。っか、お前と接待の席を用意できないかと頼まれる事もしょっちゅうなんだからな。」
悠「おいおい、勘弁してくれよ。なんで、俺がヤクザのボスに接待されるんだよ。理由が無いだろ。」
拳二「お前は……ホント頭いいのか悪いのかわからねぇな。あのな、よく聞けよ。EP、不死鳥、スカウトのガキ、放火、蛇、最近じゃあ異国のガキの売春屋まで潰したそうじゃないか。たかだが十八のガキがそこまで動けるんだ。お前を接待する理由は転がり過ぎてるんだよ」
悠「放火と売春屋は俺じゃ無いし。他のだって俺は関わってないよ。」
拳二「ボケ。そんな嘘が通じるか。」