ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー小鳥遊邸:広間(10/27/夜)ー

紅「いゃー……大丈夫か?」

千夜「うっせぇ…。」

駒裡「はい、もういいですよ。」

千夜「スマン」

駒裡「いえ、気にしないでください。他に痛いところとかはありませんか?」

千夜「もう十分だ」

悠「へいへい。お茶づけと漬物だけど食ってくれ。」

紅「お、さんきゅ」

千夜「もらう」

真桜「まったく、人んちで暴れるんじゃねーよなの」

紅「なんかノリでスパーが本気になったんだ」

千夜「くっそ。また、負けた」

悠「惜しかったじゃん。最後のハイキックが入ったら勝ってたって。」

紅「あはは。次は悠とだな」

悠「おれは暫くしないぞ。風雷コンビが先約だ」

千夜「結局誰と組む気だ?

悠「寅」

紅「あーあ……。」

千夜「はぁ……。」

悠「なんだよ!その反応は!」

紅「なんで、トラチーとだよ。アイツはどっちかというと対戦側だろ」

悠「三対一でやれってか……。」

千夜「全員敵だと思ったほうが下手に統率のとれない付け焼刃コンビネーションより。動きやすい」

悠「雷鬼、風鬼に虎って……単品でも化け物を三匹も相手取れるか。」

紅「あ、じゃあ、いっそ俺らで組むのはどうだ?」

千夜「三対三か」

悠「だぁーかぁーらぁー!寅は味方だってーの!今回は!」

紅「ちぇ」

千夜「ふんっ」

駒裡「はは……。皆さん、元気ですね。」

ゆうな「ファイターだらけ。」

悠「おれは違うけどな」

紅「一番純正の武術家だろ」

千夜「……」

悠「なんでやねん。いいから喰えよ。下げるぞ」

紅「俺鮭茶漬け」

千夜「普通のはコレか」

悠「おれは梅茶漬けと」

紅「この漬物、自家製?味濃くて美味い」

悠「あぁ。しっかり付けてあるからな」

千夜「俺はもうすこしあっさりしたのがいい」

悠「じゃあ、こっちの浅漬けでどうだ。水菜をつけてみたんだけど」

千夜「シャキシャキしてるな。イケる味と口当たりだ」

悠「だろう。」

千夜「ただ……梅茶漬けに、なんで更に梅干し用意してる」

悠「梅干しが……ちゅきだからー」

千夜「うぜ……。」

紅「俺も梅干しもらっていいか?」

悠「瓶いっぱい漬けてあるからどんどん喰え」

真桜「まるで野戦キャンプ地みたいなの」

駒裡「あはは。でも、なんかいいですよね。ああやって男の子が顔つき合わしてご飯食べてるのって」

真桜「汗臭そうなだけなの」

ゆうな「漢の世界」

真桜「お前も変なことばっかり覚えるななの」

紅「コレ食ったらもう一回やらないか?」

悠「今日はもういいだろ」
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