ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/22/夜)ー

悠「さーむいなぁ。」

ともき「今からそんな事ばっかりいってたら今年の冬越せないぞ」

悠「そうだよな」

紅「っとか何とか言って、毎年生き抜いてるんだろ」

悠「そりゃなんとかな。」

ともき「蛇や蛙じゃないんだから冬くらい越せ」

悠「何千人というホームレスは冬の寒さで死んでいくんだぞ。」

ともき「そんな重たい事いうなよ…。」

悠「あー……けど、今時分は寒さだけはしのげる場所とかあるから、よっぽどじゃないとそんな事は無いか。」

紅「悠は社会派だな」

悠「よせやい。照れるだろ。」

ともき「決して、照れる場面じゃないだろ。」

悠「笑う場面か?」

ともき「感情不安定症かなんかか…」

悠「感情不安定というより、センチメンタルかな」

紅「全身メタル?」

悠「メタルスライムかなんかかおれは。」

ともき「サイボーグとかじゃなく、メタルスライムなんだな…。」

悠「倒したら経験値たっぷりだぜ」

紅「ふんっ!」
ぶぉん!

悠「そうくるとおもった!!」

紅「むっ……。やるなぁ。」

悠「ふふのふー。」

ともき「テーブルの下に逃げ隠れて威張ってるのもおかしいけどな」

美喜「ちょっと、壊さないでよ。」

紅「鋼鉄製のテーブルなんか壊せんよ。悠じゃあるまいし」

悠「なんでもかんでも人の名前出したらいいと思うなよ」

ともき「いいから出てこいよ」

悠「あー……痛ってて」

紅「なんだ、まだ治って無かったのか」

悠「……左目が見えないんだ。」

ともき「は?」

悠「眼窩っていうのは眼の中の骨なんだけど、どうも折れ方が悪かったらしくて、左目が開かない状態だったりする。」

紅「ふぅん。それ、マズくないか?」

悠「微妙にマズイ」

ともき「微妙じゃないだろ」

悠「左側にどうしても集中するから、それにさえ馴れれば何とかなる。それでも死角が大幅に増えるけどな」

紅「だとしたら、間合いも図りにくいだろ。」

悠「うむ。最悪ミドルレンジなのは捨てて完全ベタのインファイトでいくのがいいかもしれん。」

紅「組まれたら終わりじゃね?」

悠「先に投げか寝技に持ち込む」

紅「相手も投げだったら?」

悠「無理っ♪や・ら・れ・ち・ゃ・う♪トイレ」

紅「その余裕があるなら大丈夫そうだな。」

ともき「あっちゃダメな余裕の気もするけどな」

悠「にゃはは。トイレいっくる」

ともき「どう思う?」

紅「珍しく好戦的な態度を取ってる。俺は今の悠はかなり好きだな。めちゃくちゃ可愛い」

ともき「か、可愛いのか?」

紅「ああ、凄く魅力あるっていってもいい。少しでも喧嘩商売気質がある奴なら俺と同意見なはずだ。めちゃくちゃ美味そうな感じ。」

ともき「は、はぁ…」
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