ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー三日月(10/21/夜)ー

悠「寒いですっ!ちぇき。」

凛「いらっしゃい。ほんとう、寒くなってきたわ……っ!?」

恵瑠「どうしたのその顔!」

悠「あー……改札口は飽きたな…。」

凛「はい?」

悠「お魚咥えた幼女見てかけて、ずっこけてアスファルトで擦りおろしました……って、自分で、いってて意味分からなくなった。お魚咥えた猫又にしといた方がよかったな…。」

凛「よくわからないけど、元気なのは元気なのね。」

悠「オフコースです。っか、込んでますね……。」

凛「カウンターになるけどいいかしら」

悠「凛さんの顔見れて、料理が食べられるなら地べたでも」

凛「も、もー、冗談ばっかり」

パチパチ!パチパチ!
「その通りだ。」

「兄ちゃん、よくいった。」

凍夜「よ、大正解!」

白嶺「もぉ、社長……。」

「いいぞ、いいぞー!」

凛「///」

悠「ほら、皆、なっとくです」

恵瑠「センパイ、あまり凛さんをからかわないでください」

悠「からかうというか本音をいっただけなんだが」

恵瑠「なら……私はどうですか♪」

悠「寒いからなんか暖かいもの頼もうかな」

恵瑠「もしもーし、無視ってどーいうことですかー。ねー。ねー。」

悠「お前からは若干、夢と同じ気配がする」

恵瑠「えー、あんなのと同じにしない゛くださいよー。」

悠「おぃおぃ……あんなのだが、あんなのは無いだろ。」

恵瑠「だってー……。」

悠「熱燗」

恵瑠「はい?」

悠「とりあえず、熱燗と揚げだし豆腐ちょうだい」

恵瑠「あの、私の話しを聞いてま……」

凛「はいはい、恵瑠ちゃん。お仕事が先よ」

恵瑠「はーい。」

悠「はー……」

凛「お疲れみたいね」

悠「色々色々ありまして。だいたいはどーしょもない事だったり、ほんの些細な事だったり、喜劇と悲劇の間みたいなつまらないトラブルだったり……。」

凛「大変そうね。」

悠「なれっこなんですけどね。ただ、こう続くと実はおれが余計なことしてるんじゃないかなーって思っちゃったりね」

凛「あらあら……今日は随分とアンニュイなのね。」

悠「秋はセンチな気分にさせるものです。まー、別に爪のさほども反省も何もしていませんけどね。」

凛「ふふっ。」

恵瑠「あーのー、揚げだし豆腐と熱燗です」

悠「お、さんきゅ」

凛「ご苦労様」

恵瑠「なんで、凛さん、ちゃっかり隣に座って休憩してるんですかっ!」

凛「あら、私ったら。」

悠「せっかくなんで、お酌してくれて行ってくれてもいいですよ。」

恵瑠「じゃあ、私がします。」

悠「えー…」

恵瑠「マジ泣きしますよ!!!」

悠「ケロケロケロケロ、グァグァグァ。」

恵瑠「その鳴くじゃないですっ!」

悠「ぶぉーんぶぉーんぶぉーん」

恵瑠「それ牛ガエル!」

悠「おー、さすがカエルちゃん。詳しいな」
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