ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/18/夜)ー

悠「さぶい…。」

ともき「もう半袖は無理あるだろ」

悠「ふぃー……。熱いのいっぽんくれ」

澪「日本酒と焼酎どっち?」

悠「日本酒(熱燗)で焼酎で割ってくれ。」

澪「いいけど……うまいのか?」

悠「ビールの日本酒割は美味いんだが……。このパターンは初めてだ。」

ともき「っていうか、そんなの飲んで大丈夫か?色んな意味で」

悠「んー……口の中はまだ傷だらけ」

ともき「口の中以前に見た目も痛々しいって」

悠「激しいの貰っちゃったからな」

ともき「もっとどうにかならなかったのか?」

悠「無理だったなあ。本気っか殺す気だったし、めっちゃ怖かった」

崇「怖がっていた割に十分反撃していただろ」

ともき「あ、ども」

悠「どこがだよ。っか、来るならもっと早く来いよ。」

崇「贅沢をいうな。タダでいってやった上、助けてやった。これだけで十分だろう」

悠「……」

ともき「なんだ、崇さんに助けてもらったのか」

悠「正しく言えばがりゅーと夢だけどな」

ともき「ん?」

悠「乱戦状態で何が何だかわからん状況だった」

翡翠「…んー…んにゅ…」

悠「お、翡翠起きたか」

崇「居たのか」

悠「ちょっと、昨日から来てるんだ。今日なんかタイミングバッチリに居合わせたし」

ともき「なら、連れ出さないで遊んでやれよ」

悠「いや、それがな、うちに上げて本読んでたんだ。っか、翡翠って本読むとか絵書くくらいしかしないから……。そのままにして出かけたんだ、んで、暫く歩いててふと振り返ると後ろに翡翠の姿が!!」

翡翠「…?…」

崇「着いて来ていただけの話しだろ」

ともき「それより、そのまま出て来たお前にドン引きだよ」

悠「いや、翡翠、基本手がかからないし」

ともき「アホか!!」

悠「うにゃん?!」

ともき「手がかからないって、何でもできる訳じゃないだろ!小さい子ひとりにして何考えてる!」

悠「落ちつけよ。家には真桜からゆうまで居たっての。なぁ?」

翡翠「…ふらふら…」

悠「ダメだ。まだ、眠たそうだ聞いてない」

崇「おぶって連れて帰ってやれ」

悠「おれの半身が壊れかけてるの解っていってます?」

崇「どうせ、もう治ってるだろ。」

悠「治るか!」

翡翠「…うにゃ?…」

ともき「びっくりさせるなよ。」

悠「眠かったら寝てていいぞ」

翡翠「…コク…」

ともき「なんで、なついてるんだろうな」

悠「うーん……。猫っぽいからかな」

ともき「猫っぽいからって……いや、否定もできないか」

崇「そういうものなのか?」

ともき「猫科に好かれるのは本当かと……」

悠「寅には好かれないけどな。こっちの虎にも」

崇「好かれたいのか?」

悠「いえ…。」
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