ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/17/昼)ー

悠「ちぇき」

美喜「あら、噂どおりボロボロ。」

悠「柳が大げさに包帯巻いてるだけだ。」

千夜「そのわりには庇い歩きだな」

悠「むっ、千夜ちゃん。」

千夜「歩幅が変にズレてる。アバラがいってめのか」

悠「左側中心にな。それより~~サボりかな?」

ぷにっ
千夜「(うぜ)……まぁな」

悠「認めたよ」

千夜「お前よりかはサボってないと言い切れる」

悠「失敬な。先月は二日に一回は行ったよ。」

千夜「今月は」

悠「それはそうと、暫く和龍軒いってないなー。」

千夜「今月は」

悠「ラーメンに餃子にチャーハン。フルセットを腹いっぱい食いたいな」

千夜「今月は」

悠「うるさいっ!痛っっ…」

千夜「今のお前に喰えないな。口がまともに開けない」

悠「ひゃーへーふぁろ。大口あけたら、半口裂けができるくらい肉が無いんだよ。見るか?けっこうギリギリだぞ」

千夜「結構だ。」

悠「結構って言葉でセールスとかを断ると肯定する側の結構ととられる場合があるよな。」

千夜「なんの話しだ。」

悠「結構の延長線の話し」

千夜「強かったか」

悠「なんの話しだ。」

千夜「お前の頬肉と骨をやったやつ。」

悠「おれより強い奴なんてごまんといるよ。」

千夜「……皮肉か?」

悠「皮肉なら抉られたよ」

千夜「ふんっ。笑えないな」

悠「自分でいってて、そう思う」

千夜「二人組だそうだな」

悠「噂が流れるの速いなぁ。田舎の集落かよ」

千夜「むしろこういう場所だから噂が流れるんだろ。」

悠「なるほど、それもそうだな。なら、別におれの口から言わなくても二人組って知ってるんじゃないか?」

千夜「噂は噂。本人に聞く方が確実だろ。」

悠「いちいち正論だな」

千夜「お前ほど性格が悪くないからな」

悠「正しいばかりが正解じゃないさ。っても、おれのすることが正しいいと信じるだけってともいえないけどな……。」

千夜「我儘なだけだろ。」

悠「我儘を通すのが強ささ。」

千夜「それで話しを戻せ。」

悠「超仲良よさげの二人組さ。」

千夜「そうか。どうするんだ?」

悠「うにゃん?」

千夜「ひとりでやるのか?」

悠「やるなんてエッチだなぁ。昼間からなにいってるんだよ」

千夜「いってるのはお前の頭の中だ。」

悠「いっひゃひゃ。ヒッドイなぁ」

千夜「手なら貸してやるぞ」

悠「千夜ちゃんの手はラーメンを作る方が似合ってるよ。」

千夜「なら、足を貸してやる。」

悠「頼もしいだわさ」
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