ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/16/夜)ー

神姫「どうも」

澪「悠ならいないぞ」

神姫「は?」

澪「あ、いや、悠を探してきたわけじゃないんだ……。」

神姫「毎晩、顔見てるのに探したりする訳無いじゃない。それより、崇は?」

美喜「奥に居るわよ」

神姫「そっ。どうも」

崇「悠との結婚の日取りが決まったか?」

神姫「機嫌がよくてよかったわね。悪かったら手がでてたわ。」

本郷「ふっ」

崇「なにをいってる?がりゅーと悠の話しだぞ。」

神姫「ああ、そっちね。もし、それだったら別に崇に連絡する必要ないでしょ」

崇「なんだ、自分と悠との婚約話とでも勘違いしたか?」

神姫「ええ、そうよ。」

崇「からかっても面白くないな……。」

神姫「そっちを面白くさせるために来たわけじゃないわ。だいたい、面白いってなによ」

崇「それはだな……。」

鈴猫「こんばんわ。」

美喜「いらっしゃい」

崇「ちょうど良いのが来た。」

神姫「なに?」

鈴猫「あれ、崇と……九頭竜さん」

神姫「……」

崇「鈴猫、悠が大怪我したそうだ」

鈴猫「えええええぇぇぇ!!嘘、事故?なに?どうしたの?」

崇「こういう感じだな」

神姫「悪趣味ね」

鈴猫「ちょ、もしかして、今の嘘?」

崇「ふふ」

鈴猫「最低っ!」

神姫「顔面の骨とアバラとが折れて頬の肉が抉れただけよ」

鈴猫「なんだ……って、大怪我だよね?!」

神姫「少し、静かにしてもらえないかしら。気になるなら本人に確認を取ればいいし、こっちの話しができないから」

鈴猫「あぅ……。ごめんなさい…。」

崇「くくっ、ははっ。」

鈴猫「何笑ってるの!」

崇「いやいや、それで神姫、話しはなんだ。」

神姫「もうすでに調べに入ってると思うけど、風太郎と雷太郎の風雷コンビについて」

崇「あぁ、その件か。残念ながら新宿は管轄外。俺からは手を出す気は無い。」

神姫「へぇ、助けに行ったのに?」

鈴猫「いったの?」

崇「勘違いされたら困る。俺は「夢」が妙な事いって心配になった「京」を送ってやっただけだ。京はSウルフでもランカーでも無い。」

神姫「ふぅん。ま、いいけど。なら、十神将の面々も関係は無いわね。」

崇「どうかしたのか?」

神姫「鬼狩りとかいって、風雷コンビに自分らの弟子を追わせてるみたいよ。」

崇「ほぅ。」

神姫「驚かないのね」

崇「そうだな。九頭竜道玄と百目鬼雲水という男が小鳥遊悠の実力を見間違えているという点では驚いる」

神姫「見間違えてる?」

崇「アイツは底抜けの馬鹿だ。痛み分けで済ませるやつじゃ無い」

鈴猫「え、え?」
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