ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「はい、みんなお待たせ。アディントンよ。」

アディントン
14度中口ビルド

ドライベルモット30ml
スイートベルモット30ml
ソーダ適量
オレンジピール

氷を入れたオールドファションドグラスにベルモットを注ぎ、少量のソーダを加えて軽くステアする。オレンジピールをしぼりかけ、そのままグラスに落とす。
澪「ドライ&スイート二種類のベルモットをソーダで割ったライトカクテルになっています。ベルモットの複雑な味わいが堪能できます。」

美喜「それと……リッカには冷えた牛乳(ピッチャー)ね。」

紅「それじゃあ…六花の功績を祝って乾杯」

「「「かんぱい!」」」

六花「皆、ありがとねー」

紅「いやいや、リッカが主役だと俺らもついでで出番あるしな。」

宮塚「あぁ。」

炎銃「っち、俺は出番なしだったけどな」

鈴猫「まぁまぁ、炎銃は、ほら本編があるし。」

炎銃「そりゃお前もだろ。っぅか、それよりずりぃのがアイツだよ。なぁ、カラスよぅ?」

禅「は…い?」

ゆゆみ「たしかにぃ。ぜんさんはぁ、本編、外伝、特別編とわずにぃ出番ありますよねぇ。」

禅「恐…縮…です」

炎銃「けっ」

六花「炎銃さん、そうむくれないでくださいよー。禅くんは、ほら、色々とやってくれるから。」

紅「しかたはないわな。俺らじゃ情報はおろか、ネットするのもギリギリなんだから」

炎銃「ネットぐらいはできるっうの!機械音痴のテメェと一緒にすんな。」

禅「まぁ…それ…でも…メイン…は…リッカ…さん…です…から。」

六花「えへへ。でも、あたしより目立ってる人もいるよー。」

炎銃「あ?」

崇「……」

六花「なんだかんだで動いてくれるしねー」

崇「ふん。お前みたいなバカに付き合うと俺の暇がつぶれるからな。なにより、この街にいるゴミの掃除になってちょうどいい。」

六花「はいはい、あたしは王様を楽しませる。ピエロでございますよ。」

崇「どうやら立場はわかってるみたいだな。」

六花「……」

紅「崇さん、リッカがピエロなら、悠はなんです?」

崇「あれは……ニトロみたいな物だな。薬にもなるし、爆薬にもなる。取り扱いが難しいがとても使える物だ。」

炎銃「ニトロってしけった花火かなんかの間違いじゃないっすか?」

崇「たしかに普段は似たような物だ。だが、お前も知ってるだろ。アイツは発想や考え方が普通じゃない。いい意味でも悪い意味でもな」

紅「それはわかりますね。ここぞって時に誰も思い付かないような事をしますから。」

崇「リッカも悠もガキには甘いが、時に手段は選ばない。なのに、二人とも最後はより良く事を終わらせる。俺は少なからず両方を買っているつもりだ」

紅「俺もどっちも好きっすよ。」

炎銃「崇さんがどういおうと俺は小鳥遊は認めませんよ。」

宮塚「……」
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