ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/10/夜)ー

悠「崇、頼みがある」

崇「お前から頼みなんて珍しいな。なんだ?」

悠「あぁ、もし、ここ最近におれが誰かに襲われたら暫くSウルフでガード貸してくれないか」

崇「一人一日一万。」

悠「高っ……しかも有料」

崇「これでもサービスしてやってる。格安だ。」

悠「まぁいい、なんもなかったらそれでいいわけだし。」

崇「そういうことだ。だが、必要なら今日から警護をまわしてやるぞ」

悠「いいよ。金ないし。そもそも今日はもう大丈夫だし」

崇「なんだ、つまらないな」

悠「どーいう意味だ」

崇「お前が自分から、自分の警護を依頼する相手だ見てみたいと思ってな」

悠「おれの警護じゃ無くて、おれの家の警護だっーの。」

崇「お前の家の方が警護の必要無いと思うがな」

悠「ふふ、確かにな。でも、女所帯だ万が一って事がある。おれは、そういう万が一が嫌いだ。」

崇「くっくく。お前らしいことだな」

悠「まぁ、崇のいうように、真桜とデコが居たら大抵の事は大丈夫たと思うが……駒裡さんは決して強い人じゃないからな。心持は十分強いが」

崇「まぁ、その辺のことはいい。ただ、気になるのは……」

悠「相手は正体不明」

崇「数は?」

悠「たぶん、二人」

崇「ああ、寅を襲った奴らか」

悠「早耳だな」

崇「だが、詳しいことは知らない。新宿の件はこっちには関係ないことだしな。」

悠「だよな」

崇「わかってると思うが、自宅のガードはできても新宿側には人は貸せんぞ」

悠「それこそ承知だよ。おれの問題に他の奴らの介入をさせないようにしてくれたらいい。」

崇「ふん。それが一番めんどくさそうな役目だな」

悠「お前がめんどくさがったら、誰にも頼めないだろ」

紅「うぃーす。」

悠「ちぇき。」

崇「……」

紅「なんの話ししてたんスか?」

悠「餃子の美味しい喫茶店の話し」

紅「餃子なのに喫茶店?」

崇「ただの世迷言だ」

紅「あぁ…いつもの病気か。大変だな」

悠「そうなんだよ。寒くなると発作的に出てしまって……って、うぉい!誰が病気だ」

紅「崇さん、餃子ならやっぱり和龍軒いきませんか?」

崇「そうだな話してたら喰いたくなってきたな」

悠「おい、コラ、無視かよ」

崇「そうだ。悠、お前にひとついっておきたいことがあった。」

悠「あー?」

崇「夢が禅の部隊に仮参入したぞ」

悠「げほっげほっ?!」

崇「一応理由を聞いてみた所……暇だからだそうだ。ちゃんと相手をしてやれ。」

悠「おれがかよっ!」

紅「ガキの面倒はちゃんと見ないとな」

悠「だから、おれがかよ!!」
65/100ページ
スキ