ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/7/昼)ー

悠「ちぇき。」

寅「前から気になってたが……それ、何語だよ」

悠「なんだよ。あっちこっち読めよ」

寅「あっちこっち?」

紅「おうす。寅、どした面白い顔だな」

寅「うるせぇよ」

悠「二人がかりでボコられたらしい」

寅「不意を突かれただけだ。」

悠「らしいよ。」

紅「そういうときもあるさ。俺も集団で囲まれたら嫌だ。」

悠「好きな奴は居ないだろ。」

寅「お前は集団で囲まれる体質っぽいけどな」

悠「どんな体質だよ」

寅「そういう体質だ」

悠「いった矢先で返された……。囲まれるなら女に囲まれたいよ」

紅「その台詞吐くおまえが信じられないな」

悠「あー?」

寅「確かにな。」

悠「意味がわからないんですけど」

紅「殴るか?」

寅「腑抜け状態のコイツには微塵も興味がわかねぇよ」

悠「なんか酷いいわれようだな。っか、おれから溢れ出る魅力が解らないかなぁ」

寅「殺意とか苛立ちを増幅させるソレのことか?」

悠「これが、おれの不愉快オーラだあぁ!!」

寅「本当にな。」

悠「いっひっひ。お前もストレスで高血圧にしてやろーかぁ!」

紅「……ツッコミ不在って恐いな。」

悠「確かに。」

寅「お前って感情の起伏が有りすぎないか?」

悠「誰が躁鬱患者だ」

寅「いってねぇし。」

悠「ワンワンニャー!」

美喜「喧しいわ!」

紅「躁鬱っていうか情緒不安定だな」

寅「ノイローゼかなんかじゃないのか?」

悠「全面的に精神疾患扱いしないでくれ」

寅「なら、普通にしとけや」

悠「……いつもどうりだよ?」

寅「なに、可愛く小首かしげてんだ」

紅「いや、いつもどうりだな。」

悠「だよね。」

寅「……」

紅「悠の話は半分に聞いとけばいいからな」

寅「それが取扱説明書か…」

紅「取扱説明書っていうか飼い方だな。もっと詳しいことは第一級悠飼育資格者のともきに聞くのがいいけど」

悠「ひとをチュパカブラかなにかみたいに言いやがって」

寅「ユーマじゃねぇか」

悠「ミステリーサークルとかは私が創りました」

紅「UFOと混同してるな」

悠「チュパカブラは実は宇宙人だったのだ説」

寅「全然興味ねぇわ。」

悠「よかった。喰い気味に興味持たれても困るところだったし。」

寅「訳がわからん」

悠「解らないことを考えるな。解らないことを考えても頭痛くなるだけだ。」

寅「……なぁ、紅よう」

紅「ん?」

寅「コイツと話してて頭痛くならないか?」

紅「だから、さっきいっただろ。話は半分に聞いとけばいいって」

寅「……いってたな。」

悠「まぁ、こんなテンションでずっとはボケ続けないって。安心しろ。」

寅「何に安心したらいいんだよ……。」
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