ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(10/5/夜)ー

悠「崇って女と付き合ったことあるのかな」

紅「なんだそりゃ?」

悠「いや、身体の突き合いは当然だろうけど」

ともき「オヤジ臭いこといってんなよ……」

悠「人と付き合うってビジョンが浮かばないんだよな」

紅「うーん、崇さんの場合は……声かけたらすぐにそういう関係にはなりそうだけどな」

悠「右手に金髪、左手に茶髪的な」

ともき「意味が解らん」

悠「選り取り見取り的な」

ともき「っていうか、さっきから「的な」「的な」うるさいなぁ」

悠「……あかん、完全に夢が移ってる」

紅「あの中坊とまだ付き合いあるのか」

悠「家に一度連れていったのが間違いだった。うちの所在を覚えられた」

ともき「そんなにたびたび来てるのか?」

悠「酷いときは朝飯と晩飯食ってる」

ともき「……え、そういうレベル?」

紅「泊まってるのか?」

悠「非行少女だからな家出してるらしい。」

ともき「おいおい、そんなのを家にとめていいのかよ。連れて帰れよ。」

悠「追い出したらネカフェ泊まるとか言う出すからほりだす訳にゃいかんでしょ。」

紅「甘いな~」

悠「あいつの前ではひと言もいわんさ。顔見るたびに帰れっていってるよ。」

紅「中途半端な事してるから、なつかれるんだよ。」

悠「うるへーよ。」

ともき「学校にはいってるのか?」

悠「多分な。けど、そればかりはおれも強くいえなくてな。」

紅「なんで?」

ともき「悠じたいが、サボりまくりだからだろ。」

悠「いっひっひっひっひひひっっひっひひ」

紅「いつにもまして気持ち悪い笑い方だな」

ともき「それにしても真桜ちゃんとかと喧嘩にならないのか」

悠「めっさ言い合ってるよ。けど、夢も中坊特有の反発心があるから引き下がらない。最終的に真桜がキレて部屋にこもる」

紅「あの嬢ちゃんに喰いかかるのはやるなぁ。あ、けど、崇さんにも生意気言ってたらしいし……いっぺん教育してやったほうがいくね?」

悠「バット磨きながらいうなよ。っか、夢も内心はビビってるよ。ただ取り返しがつかないだけ」

ともき「それダメだろ。」

悠「だよな。いつか本気で怖い目合うぞあいつは」

ともき「他人事だな……」

悠「そこまで面倒みられるか。こちとら色々忙しいんだ」

紅「とかなんとかいって、ヤっちゃう気なんだろ?」

悠「そこまで見境なくねぇよ!!」

ともき「お前んちも女子率高くになったよな」

悠「真桜、駒裡さん、カゲコにデコ、ゆうなと悠(女)ときどき夢。」

紅「死ねばいいのにな」

悠「なんでだよ?!っか、紅だって美人の姉さん二人いるじゃん」

紅「顔合わせないしなぁ。っていうか、俺からしたら女に見えないし」

悠「もったいねぇ……あんな美人二人」

ともき「そのうち刺されるぞ四方八方から

悠「なんでだよ。誰にだよ。」

ともき「まずは鈴猫さん辺りからかな」

悠「まずはって続くのか?!」

紅「八方美人刺だな」

悠「変な言葉を作るな」
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