ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー小鳥遊邸広間(9/30/昼)ー

悠「ふあぁぁ……いやー、萃香に添い寝してもらう夢見てたわ。おはよー」

真桜「もう昼前なの。」

悠「マジか。なら、あと一時間は寝れたな」

真桜「永眠したいのかなの」

悠「そりゃ勘弁。っか、やけに静かだな。」

真桜「皆出かけてるなの。でも、そろそろ帰ってくるだろなの」

悠「っか、今日も雨か」

真桜「秋雨はしとしと冷たいなの。というか、よく雨とわかったななの」

悠「悠君レーダーは天候雨にビビっと反応するんですよ。」

真桜「それはただ湿気で毛先が遊びまくるだけだろなの」

悠「そうなんだよ。雨は好きだけど、雨の日だけは初めっから結わってないとなぁ。」

真桜「貞子髪よりかは十数倍マシなの」

悠「おれは他人のポニテは好きだが、自分のポニテはいまいちなんだが」

真桜「お前の好みは聞いてねぇなの。真桜は見栄えがいいといってるなの」

悠「暴虐幼女め」

真桜「誰がイビルジョーだなの」

悠「いっとらん。いっとらん。」

楓子「ただいまですやよ。」

悠「おかそで、間違えた、おかえり」

真桜「袖と襟の間違え方が四次元すぎるなの」

楓子「あ、師匠起きてらしたんですかやよ。」

悠「雨だからな」

楓子「さすが師匠、悪天候ゆえに自らの防衛……」

悠「いや、そーいうちゃうから。」

楓子「おっと、それよりお客さんを連れてきましたやよ。」

悠「客?」

楓子「臥劉さんと九頭竜さんやよ」

悠「ブッ!」

神姫「なに?その反応」

悠「いゃ、喉の奥に髪の毛が引っ掛かって」

神姫「気持ち悪っ…」

悠「……で、どしたんだ?」

神姫「別に。」

悠「あー?」

京「神姫姉と出かけてたら、雨が本降りになってきて、雨宿りしたたら雪乃丞にあったんだ。」

悠「なるほど、それで連れて来た訳か」

楓子「はいですやよ。」

悠「まーいいや、せっかく来たんだからゆっく……」

駒裡「ただ今戻りました。」

真桜「……その後ろのは?」

駒裡「途中であったんです。」

吉音「こにゃにゃちわー!!」

想「すいません。お邪魔します」

悠「新に逢岡さんまで……。どしたんすか?」

想「すみません。ちょっと、出かけた矢先に雨に降られてしまいまして。」

吉音「それで悠の家いこーってなって、こまりんにあったのー!!」

悠「あー……まぁいいや。ゆっくりしていってぇー……」

ゆうな「たっだいまーーー!!」

悠「おい、まだ出てたやついたのか」

ゆうな「自分の娘にひっどーい。」

悠「はいはい。っか、びちゃびちゃじゃねーか?!」

ゆうな「なぜか知らないけど、雨にうたれたくなつたのさ」

悠「ふむ。それはしかたないな。」

神姫「しかたない意味が解らないわ。バカじゃないの?……馬鹿じゃないの?」

悠「真顔で二回いうなよ。二回言うなよ!」

ゆうな「そーだ。家のまえで、このひとゲットしたよ」

悠「あー?」

夢「さっむ……もー、この娘に振り回されて最悪。」

悠「……ちょっと、おれ出かけてくる」

真桜「今、出てったら、ブチ殺すぞなの。」

悠「……」
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