ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/29/夜)ー

悠「モンハンやろうぜ」

ともき「……は?」

悠「葉じゃない。モンハンしよーぜ。」

ともき「……」

紅「やるー。けど、PSPもってないぞ」

悠「ここに3DSとモンハン3Gがある。」

ともき「買ったのか?」

悠「いや、禅から借りた四台」

ともき「四つも?!」

悠「パーティプレイしたくてな。とりあえず四つ借りとけば大丈夫だろ。」

ともき「そうじゃなくて、禅君は四台も持ってるのか?」

悠「電子の賢者だぞ。携帯も十数台持ってるんだ。ゲームだってそのくらい持ってるさ。」

ともき「そういう問題か?」

紅「横流しとか、盗品の場合も多々あるけどな~」

ともき「えぇ……。」

悠「宮塚もやらないか?もう一台あるし。」

宮塚「……」

悠「ちぇ、無視か。」

美喜「あの占い師の娘でも呼んだら?」

悠「勘弁してくれ。夢に一度捕まるとずっとついてくるんだぞ。あいつを呼ぶなら真桜でも呼ぶよ」

宮塚「ピクッ」

澪「真桜って、モンハンするのか?」

悠「おれのうちにいてモンハンしないやつはいない。ちなみに海たちにもモンハン教育は施してある。」

澪「それは教育なのか?」

宮塚「……」
スッ…

悠「お、乗ってきた。」

ともき「盗品て?」

紅「イロイロあるぞ。例えば馬鹿なガキが、適当に店から出て来たガキを囲んでボコって、新品のPSPを手に入れました。パターンとしては自分のもんにする他に、金が無くてサラピン(新品)のそいつを売る。だけど店に売ると足が付いたり、安く見積もられるだろ。」

ともき「一度店から出たら返品以外は中古だしな」

紅「そーいう物を禅と八番は言い値か同価値で買い取る」

ともき「そんなことをしたら大損じゃないか」

紅「大損だよ。その場はな。」

ともき「って、いうと?」

紅「調べて、盗品とかだったら売ったやつを締め上げる。支払った代金と有り金、それに脅し続けてれば適当に金を運んで来てくれるし、場合によったら使い捨ての駒とかにも出来るからな。」

ともき「……Sウルフの黒い実態を聞いた気がする」

紅「あははは。マネーロンタリングならぬアイテムロンタリングだ。まーけど、黒いって訳じゃないグレーさ。」

悠「グレーねぇ……。」

紅「なんだよ。」

悠「いや、危ない橋を渡れるSウルフの皆さんに敬意を払っているだけですよ」

崇「望まぬ日常に埋もれるカスにはなるな。それが大事だろう」

悠「崇……。」

崇「まぁ、お前の場合は望まぬ日常を呼び寄せる奴だけどな。」

悠「意味が解らん。」

崇「くくくくっ」
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