ｰ西口駅近くマクドナルド(9/28/朝)ｰ

悠「むすー」

夢「なんで、朝からそんな不機嫌なわけ?」

悠「朝いちから襲撃されたからだよ。」

夢「誰に?」

悠「お前だよ!!なにいきなり現れてんだよ!もはやストーカーだぞ」

夢「失礼な事いわないでよ。ほら、ポテトあげるから」

悠「いらん。」

夢「この後どーする?遊園地とかいく?」

悠「いかねーし。っか、お前学校行けよ」

夢「悠だってさぼってるじゃない」

悠「おれは良いんだよ。」

夢「なんで」

悠「既に世間様からは不良のレッテル貼られるし、学校行っても行かなくても問題ない」

夢「なにそれ、ウケるんですけど」

悠「……お前よぉ。せっかく自由になれたのになんでおれなんかとつるむんだよ特なんかまるでないし、むしろ危ない目に合う可能性だってあるぞ」

夢「嘘っだー」

悠「あー?」

夢「だって、悠、電話一本で私のこと助けてくれるほど凄いやつじゃん」

悠「アホ。お前勘違いしてるぞ」

夢「何が?」

悠「おれが凄いんじゃなくて、知り合いが凄いだけ、おれは何にもしてない。」

夢「……」

悠「礼をいうなら、タカシにいっとけ。」

夢「わかった。」

悠「そうか」

夢「でさぁー、どこ遊びいく?カラオケ?」

悠「なんも、解ってないだろ……。はぁ」

夢「結局サボりなんでしょ?じゃー、あ・た・し・と遊ぼうよ」

悠「遊ぶからサボってんじゃないの。いろいろやる事があるんだよ。」

夢「なに?」

悠「街のパトロール」

夢「それは、あんまり面白く無いわ～」

悠「うわー、ムカつくっか、話しながらマニキュアってんじゃねーよ」

夢「ふー……ねぇ、見てみて、綺麗くない?」

悠「魔女みてぇだな」

夢「そんな褒めないでよ」

悠「褒めてねェし!!」

夢「左やりにくいなぁ……。ねぇ、悠、塗ってくれない?」

悠「チッ……貸してみろ。」

夢「うわ、なに、上手いじゃん」

悠「こんなもん、塗装に比べたら余裕のよっちゃんイカだ……って、なに、やらすんじゃい!!」

夢「ふーふー……うん。ばっちり。ねぇ、次足も塗ってよ。」

悠「やかましいわ。」

夢「もー、なによ。あ、そうだ。占ってあげようか?今日の悠のラッキーアイテムはね～中学生の美少女、ラッキースポットは街でデートだって、きゃーラッキーじゃん。ちょうど私が居るし。どーしてもっていうならデートしてあげるよ?」

悠「勝手にいっててください。」

夢「あ、ちょーどこいくのよ。」

悠「いっただろ。街のパトロールだよ。ついでに買いもんがあるんだ色々と。じゃーな、学校行けよ。」

夢「待って待て!私も行くし!」