ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー小鳥遊邸:広間(9/26/夜)ー

夢「……って、ことなの。」

悠「つまり、話しを総合すると占いに凝ってて、たまたま友達の中で自分の占いが当たると評判になって、そのうち金を取りだしたが、ツレの男がそれを聞きつけて、その金の管理を勝手に初めて、池袋の界隈で占い小屋をやっていた。だが、その後、本物のヤーサンに目をつけられて金を払わないと学校や親にバラすしお前らもただでは済まさないと脅されたと。」

夢「えぇ、それで、怖くなった馬鹿が警察通報して何人かは連れていかれた。私は何とか逃げられたけど。」

悠「ふぅん。」

楓子「はて、あの、解らないんですけどやよ。」

悠「どした?」

楓子「夢さんはどうして今日禅さんと炎銃さんが来ることが解ったんですかやよ?」

夢「いったでしょ占いが得意だって」

悠「ただの偶然だろ。」

夢「なによ。そんな偶然があるわけ?」

悠「……」

楓子「師匠の推理をお願いしますやよ。」

悠「推理するまでもねぇって、あの界隈のガキといえばSウルフ所属も多い。遅かれ早かれ№sが動くだろうから、それがたまたま被っただけだ。」

駒裡「でも、裏口から来たり炎銃さんの顔とかも知らなかった訳じゃ?」

悠「普通に話を聞きに行くだけなら列に並んだりはしない。それに下調べは出来てたんだろ。万が一№sが来たときのために。闘路のホームページみればそのくらいは余裕だし。何より情報を持っとかないと商売に関わる」

夢「……」

悠「っで、お前の望みは逆恨みで襲われないようにの身の安全って所か?」

夢「えぇ……そうよ。」

悠「しかたないな。乗り掛かった船だしどーにかしてやる。ちょっと待ってろ……。あ、もしもし?崇に代わってくれ……おう、今占い師って女が来てるよ。ああ、害は無さそうだ。っか、名前勝手に出したりするなよな。あと、おれで信用度判断するな!!」

夢「……」

駒裡「大丈夫ですよ。悠さん、あれでも本当にやれることには凄い人ですから」

夢「なによ。やれることにはって」

駒裡「えーと、なんでしょうか。自分でどーにかできる許容範囲内の事ならどんな事件でもいい感じの方向に持って行ってくれます」

夢「……許容範囲外のことだったら?」

駒裡「……早々に諦めちゃうかと」

夢「そう。全然安心できなくなったわ。」

悠「あ……もしもし、拳二か?」

真桜「安心できないなら警察にでもいけばいいなの。ゴートゥーハウスなの」

夢「生意気なガキね……。」

真桜「嘘つきな女めなの」

悠「おう。それじゃあな……。おい、夢」

夢「なによ!」

悠「なんで、キレ気味なんだよ。オマエの安全は保障されたから帰っていいぞ。」

夢「は?」

悠「知り合いに電話した。ガキの方はSウルフが関わってるってことで引いた。っか、締めあげられたらしい。ヤクザの方も小さな三次団体で一ノ瀬組の縄張りで勝手なことやってたから今責任問題でごたごたしてるらしいから勝手に壊れるだろ。お前のことは何とか崇と拳二って奴がどーにかしてくれたよ。」

夢「電話一本で?」

悠「世の中ドンパチやったりって方が普通に少ない。下手に暴れるより金を回収する方が得だからな。おけど、小銭稼ぎ程度にプロは血眼にはならないし、ガキだってSウルフが関わってる物に手は出さないさ」

夢「……」
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