ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/26/昼)ー

崇「解らないことがある。話しを聞く限り、お前は炎と禅が来るのを予知してみたいだったな。どうしてだ。」

占い師「今日は銀色がラッキーカラー。そして、二が吉数字。加えて、裏がラッキースポット。」

炎銃「あぁん?」

占い師「まだ、解らない?店の裏口から尋ねて来た二人組。しかも、銀のバンダナを身につけてる。この二人についていけば私はラッキーっと、予想付けたのよ」

炎銃「崇さん、コイツ、埋めてきていいっすか?」

崇「待て。つまり、お前は運を操ったとでもいいたいのか」

占い師「そうよ。」

崇「くくっ、まるで呪(まじな)いだな」

占い師「なんなら、アナタの運勢を占ってあげましょうか」

崇「興味が無い。ただひとつ、金を返してもらおうか。」

占い師「金?」

崇「お前のそのよく当たる占いとやらで稼いだ金だ。既に何人もの被害が届いている。」

占い師「私にいわれても困るわ。私はただ占いをしていただけだもの。」

炎銃「あぁん?テメェに一文も入ってねぇっていうのか?」

占い師「えぇ。」

炎銃「……」
カチッ

崇「今外したセーフティのロックを戻せ」

炎銃「……はい。」

占い師「物騒ね。」

崇「さて、一文も入っていないというならお前に用は無い消えろ。」

占い師「……」

禅「お手…数……かけ…ました。どう…ぞ…お帰…りく…ださい。」

炎銃「穴だらけにされたくなかったらとっとと失せろ」

占い師「私を追い出していいの?」

崇「なに?」

占い師「私の占いを信じればどんな最悪も回避できるわよ?」

崇「……」

占い師「今までは馬鹿な奴らに利用されていたけどアナタなら、私をうまくコントロールできるんじゃない?」

崇「聞こえなかったか……消えろといったんだ。」

占い師「……」

崇「俺にとってお前は利用価値が無い。助ける気もない。本郷、彼女をお送りしろ。丁重にな」

本郷「ふっ……。」

占い師「……」

炎銃「ひそひそ(おい、崇さんはなにいってるんだ?)」

禅「ひそひそ(さぁ……)」

崇「これは、ひとりごとだが小鳥遊悠という男はお前の相談や話しを聞くかもしれないな」

占い師「小鳥遊悠?」

崇「もういいだろう。行け。禅、同行してやれ」

禅「わかり…ま…した。」

本郷「ふっ。」

占い師「……」
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