ｰラスタ・ラヴ(9/26/昼)ｰ

崇「占い?」

禅「えぇ……よく…当た…ると……いわれて…る……占い…師……が…居て…何人……かが……金を…だまし取…られ…たと」

崇「ふむ……。」

炎銃「かはは。占いなんかで金巻き上げられる奴らが悪いな」

崇「くく、確かにな。それで被害総額は?」

禅「二百か……三百……六十人…ほぼ…女…ばかり」

崇「女はその手の物が好きだな。炎はどうだ?」

炎銃「どーせなら一番最悪な運勢でそいつを全力で否定してやりますね。」

美喜「男らしいわね。」

炎銃「おうよ。運なんてテメェの気分次第だろ」

崇「もっともだな。」

禅「どー……します?」

崇「……少し調べて見るか。禅、悠に電話を……」

炎銃「崇さん、待ってください。そんくらい、小鳥遊じゃなくても俺がやりますよ。」

崇「……」

炎銃「安心してください。首根っこひっつかんで連れてきますよ。」

崇「いいだろう。ただし、禅を同行させろ」

炎銃「え?」

崇「お前の制圧力は認めるが、なんでも力づくで押えこむとするな。裏をとってからやれ。いいな」

炎銃「……うっす。禅、すぐ行くぞ。その占い師って奴はどこにいる。」

禅「西口……二番街…で…店を……持って…いる…とか…」

炎銃「よしっ。いってきます。」

崇「あぁ……。」



～小一時間後～

本郷「ふっ。」

崇「そうだな。出るか」

禅「崇……さん…」

崇「禅、どうした?」

炎銃「あー、崇さん、よかった。ちょっと妙な事になったんで……。」

崇「なんだ?」

炎銃「コイツなんですけど」

「……」

崇「誰だ?」

炎銃「占い師です。っで、なんっていったらいいのか……。」

崇「順をおって、頭から終わりまで話せ。」

炎銃「うっす。実は出ていって、こいつが居る占いの館にいったんす、んで、店でコイツに話を聞こうとしたら俺と禅を見るなり外に出てくれと連れ出されて、少しもしないうちにサツが集まって何人もの奴が連行されてたんです。」

崇「なんだ、すでに目をつけられていたのか……っで?それはわかったが、そいつはなんだ。」

炎銃「はい。それで、コイツなんですが。警察の厄介にはなりたくない。自分をキングの所に連れて行ってくれといいやがって。」

崇「連れて来た訳か」

占い師「……」

炎銃「あれだったら縛って派出所にでも放りこんできますけど」

崇「話しの内容次第だな」