ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/25/夜)ー

悠「……」

拳二「はい。きっちり貰っていくぜ。」

悠「へいへい。ごくろーさん。」

拳二「まー、まだ、帰らねぇけどな。」

悠「だと、思ったよ……。」

ともき「毎月毎月、よく飽きませんね」

拳二「飽きる飽きないじゃなく収入にひとつだからコイツは」

ともき「でも、手渡しじゃなく銀行引き落としにしたらいいんじゃないですか?」

拳二「味気ねぇだろ」

悠「構うだけ無駄だ。払うもんさえ払ってれば手はださねぇし。」

ともき「まるで借金みたいないい方になってるぞ」

拳二「家賃なんだから別に本気で追い込みかけるような真似はしねぇよ。」

悠「どーだか。」

拳二「それに金のやりとりだ。きっちりしとかねぇとダメだろ。」

悠「あー……そりゃ一利有るな。けど、売り上げのほとんどを家賃と新の食費に持ってかれるおれの身にもなってくれ。」

拳二「そのやりとりは何度もいってきたが……もっと、気合入れて商売しろってこったな。かっかっかっ。」

悠「くそー……」

ともき「それはそれとしてひとつ聞いていいか」

悠「なんだい?」

ともき「悠さ……甚平で寒くないか?」

悠「正直寒い。」

拳二「もう長袖だろ。いつまで夏気分でいるんだ?」

悠「甚平気にいってるんだけどなぁ。ほらこれ龍がうねっていい感じだろ」

ともき「オマエの服にその手の刺繍とかイラストが無い服が無いだろ。」

悠「そんなこと…………ないよ。」

ともき「随分と間があったな。」

悠「おれは崇ほどシャレ気も金もないからこの手の服しか買わないんだよ。」

拳二「崇と比べるのは問題外だろ、なにせ、素材が違う」

ともき「基本ブランド物ですしね。」

拳二「違う、違う」

ともき「はい?」

拳二「服以前に中身の問題だ。崇と悠だぞ。月とすっぽんだ。」

悠「たしかにそうかも知れんけど、お前にだけはいわれたくねーっーの!!!」

拳二「かっかっかっ。俺ぁはお前とは違う大人の魅力がでてんだよ。」

ともき「……」

悠「見ろ。ともきが呆れてる」

ともき「いや、そんなことは無いけど。」

悠「ともきも東方定助みたいな服とか着てみないか」

ともき「セーラーじゃないか。っていうか、無理矢理ジョジョを放り込んでくるな」

悠「ふしゅるるるる」

拳二「俺ぁはクレイジーダイヤモンドしか知らねぇぞ。」

悠「クレイジーダイヤモンドは砕けない!!」

ともき「ダイヤモンドならどちらかというと金剛さんな気もするけど」

拳二「かっかっか。俺ぁは剛拳爆砕だ。」

悠「それこそ、金剛(クレイジーダイヤモンド)は砕けないだ。」

ともき「金剛さんをクレイジーとかいうなよ」

悠「てへへ」
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