ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/20/夜)ー

悠「ちぇきっ。」

美喜「しっ。」

悠「あー?」

澪「(向こう。)」

鈴猫「すぅすぅ……。」

悠「(鈴猫……寝てんのか?)」

美喜「(なんか、遅くまでっていうか、オールで家の手伝いして大学行って、配達して、今に至るらしいわよ。)」

悠「(大学でねりゃいいのに。っか、なんでここで寝てる?)」

美喜「(少し休憩のつもりだったんじゃない?)」

悠「(ふぅん。静かにしてた方がいいわな。)」

澪「(とうぜんな)」

悠「(じゃあ、静かに百人一首でもするか)」

澪「(いっかい、静かの意味を調べ直してこい)」

悠「(冗談だ。っか、おれいたら起こしそうだし帰るわ。)」

美喜「(ちょっと待って)」

悠「(何だよ。)」

美喜「(ここにタオルケットがあるの。鈴猫にかけて来たげて)」

悠「(なんで、おれが?)」

澪「(万が一起きても、嫌な気分にならないようにだ)」

悠「(寝てるときに起こされて嫌な気持ちにならない人間がいるか!)」

美喜「(いいからいけ!)」

悠「(もー……)」

鈴猫「すぅすぅ……。」

悠「(こんだけ、よく寝てたら起きないだろ。そーっと……)」

スッ…
鈴猫「すぅすぅ……。」

悠「(ミッションコンプリーーーット!!)」

美喜「(いらん、ポージングしてないでさっさと戻りなさいよ!)」

悠「(へーい。んっ?!)」
ズルッ…ガッ!!

澪「!?」

美喜「!?」

鈴猫「すぅすぅ……」

悠「(せ、セーフ……。掴まったなんとかソファの角掴んだぞ!!)」

美喜「(なんで何もないところで転びかけてるのよ!!)」

澪「(馬鹿か!お前にドジ属性とかいらないから!!)」

悠「(めっさ静かに罵詈雑言……。っか、動けん……。ゆっくり……と、戻らないと鈴猫にヘッドソバットぶちかましちまう…)」

鈴猫「……くしゅん!んっ、なにこれ?」

悠「あ、髪が顔にかぶった。」

美喜「アホか!!」

澪「アホか!!」

鈴猫「ふぇ!?」

ガバッ!ゴンッ!!
悠「ぐぶっ?!」

鈴猫「い、痛っ~……え、な、なに?」

悠「顎に……頭突きが……ぁ。がくっ」

美喜「鈴猫、よくやったわ。」

澪「ナイスです。」

鈴猫「え?えっ?」
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