ｰラスタ・ラヴ(9/10/深夜)ｰ

悠「もうこんな時間か」

氷室「そろそろ帰りましょうか。」

美喜「いらっしゃい」

悠「あー?」

氷室「おや」

崇「なんだ、お前らいたのか」

悠「いちゃ悪いかコノヤロー。」

本郷「……」

悠「あ、すいません。失礼します。」

崇「ひとりで騒いで、なに勝手に帰ろうとしてる。」

悠「あ、いえ、僕にお構いしないでください。」

本郷「……」

悠「あん……通せんぼ。」

崇「馬鹿をいってないでかけろ。」

悠「帰るタイミング失った。」

氷室「まぁまぁ、良いじゃありませんか。崇におごってもらいましょう。」

悠「しこたま飲んだ後だけど、そうしよう。」

崇「図々しいやつらだ。」

氷室「褒め言葉と受け取っておきます。」

崇「ふん。」

悠「まったく関係ないけど崇っていつ寝てるんだ?」

崇「眠くなったらだ。」

悠「自由か!」

崇「それはお前だろ」

氷室「お二人とも少しは規則正しく生活しないといけませんよ。」

悠「そーいわれても」

崇「お前も人の事はいえないだろ。」

氷室｢そんなこと有りませんよ。私はちゃんと早寝早起きです。｣

悠「すでに深夜まわってるけど?」

氷室「今日は悠さんとあったので特別ですよ。」

悠「惚れてまうやろ!」

崇「馬鹿か。」

氷室｢崇すこし痩せましたか?｣

崇「そうみえるか?」

氷室「ええ。頬のあたりが少し。」

悠「よく分かるな。」

氷室「付き合いが長いですからね｣

崇「付き合いは長いが俺はお前の変化を見たこと無い。」

氷室「変わらないという事ですよ。っというか、悠さんも真桜さんの体調が悪いとすぐに分かったりしませんか?」

悠「えー……真桜は常にローだから解るかなー。」

氷室｢そういいながら常に変化に敏感なくせに。素直じゃありませんね。｣

悠「いやいや。超素直だし。」

崇「曲がりくねって一周したって意味か?」

悠「どーいう意味じゃい」

崇「そういう意味だ。」

悠「がるる!」

崇「そうだ。九頭竜の娘は元気か?」

悠「あー?神姫なら元気すぎてこの前ボディブロー打たれたよ。」

崇｢くくっ｣

悠「なにがおかしい。」

崇「いやいや、美人にモテる奴は楽しそうだと思ってな。」

悠「それ、本気なら嫌味だし、冗談なら全然笑えないんだけど。」

崇「好きにとれ。」

悠「この野郎…。」

氷室｢ですが、悠さんと入れ替わったら確かに楽しそうですけどね。｣

悠「ろくなこと無いですよ?」

崇「お前は磁気を発してるんだろ。厄介事を引き寄せる。」

悠「ほっとけ!」