ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/10/夜)ー

悠「ちぇき。」

氷室「どうも。」

紅「おーすっ。」

悠「変わった組み合わせだな」

氷室「さっきまで祭さんが居たんですけどね。なぜか帰られてしまわれました。」

悠「あー……よっぽど氷室さん嫌われてるんだな」

氷室「いやはや困ったものですね。あはは。」

悠「全然困って無いよね」

紅「まー、炎は癇癪持ちな部分があるからなぁ。俺でもおっかなくて近づきたくない時あるし」

氷室「彼女はアレで可愛い一面も有るんですよ?」

紅「さすが付き合ってただけは有るっすね。」

氷室「昔の事ですよ。」

悠「彼女にするにしても祭を選べるのは凄いよ。」

氷室「そうでしょうか?」

悠「だっておれなんか会うたびに睨まれるし。すれ違いざまに小さく舌打ちとかされるんだよ?」

紅「そんなことされてたのか」

悠「うん……。」

氷室「悠さんの事を気にいっているんですよ。」

悠「それは無い。」

紅「好きな奴ほど虐めたくなるってアレか。」

悠「絶対にあり得ない。」

氷室「悠さんはソレですよね。」

悠「あー?」

氷室「好きな相手ほど虐めすぎて自殺に追いやるタイプ」

悠「ミハイルじゃ有るまいしそんな性悪じゃないっての!」

氷室「冗談ですよ。」

紅「悠ならあり得るな」

悠「ねぇよ。そんな性癖のカケラもねぇよ。」

紅「でも、悠の家にあるエロゲそーいうの多いじゃん」

悠「それはそれ。これはこれ。」

氷室「あはは」

紅「まぁ、悠のへんちゃん節は置いといて。」

悠「おれを変態と呼んでいいのは性別女だけだぞ」

紅「いや、知らんけど。」

氷室「本当に悠さんは愉快な方だ。」

紅「あ、美喜」

美喜「なに?」

紅「悠に変態っていってみてやってくれ。」

美喜「変態」

悠「うぇへへ。あの気持ちゼロで冷めた口調でズバッといわれたらたまらんわぁ。」

紅「ああ、本物の変態だな。」

悠「ちょっとした冗談だ。」

氷室「やや本気にも見えましたけどね。」

悠「罵られるのも嫌いじゃないですから」

紅「大変な変態だな」

悠「だから冗談だよ。本気にするな。」

紅「大丈夫。俺の中で悠は変わり者のカテゴリーからは変動しないから。」

悠「なんでやねん」

紅「変わり者か変態の二択だろ」

悠「視野を広く持てよ」

氷室「広く持った場合、変態に踏みこんでしまうんじゃないですか?」

悠「氷室さんの中でもおれは変態のカテゴリーですか」

氷室「いえいえ、私は尊敬していますよ。」

悠「嘘くせぇ…。」
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