ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー三日月(9/9/昼過ぎ)ー

ガララ…

凛「あ、ごめんなさい。お昼の時間はもう終わりなの」

悠「あー…やっぱそうっすか」

凛「あ、悠君」

悠「すいません。出直しますわ。」

凛「あ、ちょ、ちょっと待って。簡単な物で良かったら……。」

悠「え、いいんですか?」

凛「ナイショで……ね。」

悠「あー……でも、おれひとりじゃなくて後ふたりほど」

優日「えへへ」

小雪「すいませんかな」

凛「あ……うん。大丈夫ですよ。暖簾(のれん)だけ片づけちゃうから少し待っててね。」

悠「うぃっす」

優日「よかったー。今日のお昼はここで食べたかったんだよね。」

悠「おれは何でもよかったけどな。」

小雪「そういってるけど一番最初にいいだしたのはことり君かな」

悠「うっせぇぞ。小乳。」

小雪「こちっ……なんてこというのかな!!」

優日「そうだよ!どう見ても超乳でしょ!」

悠「すまん。そこはいってておれも間違えたと思った。」

小雪「どっちも酷いかな!」

悠「悪かったよ小物」

小雪「ついには物扱いかな…」

凛「ふふ、みんな仲がいいのね」

悠「水面下では火花散る争いです」

凛「えぇ…?!」

悠「すいません。冗談です」

優日「ごめんさい。悠は頭おかしいから」

悠「はいっきりいうな。」

優日「じゃあ…ちょっと頭がその…アレな子なんで…大目に見てあげてください。精一杯生きてるんです」

悠「悪化しとるやないかい」

凛「くすくす」

悠「見ろ。笑われてるじゃないか」

優日「芸人の本望だろ」

悠「誰が芸人じゃい。っか、だろって…。まぁいいや、キリンさん。簡単なのでいいんで三人分頼めますか?」

凛「サンマで良いかしら。」

優日「完璧です」

小雪「季節ものかな」

悠「けど、それって夜に出すやつなんじゃ?」

凛「笑わせてもらったからサービス。それにいっぱい買ってきてあるから大丈夫よ。」

悠「すません。いただきます。」

優日「お礼に悠を贈呈しますね。」

小雪「ことり君、頑張ってかな!」

悠「なんでおれやねん。」

凛「あら……じゃあ、本当にもらっちゃおうかしら。」

悠「えぇっ?!」

優日「キロ千円くらいにはなりますよ。」

小雪「バラ売りかな?!」

悠「っか、食用かよ!」

優日「食べたら毒になりそうだけどね」

悠「散々失礼だなおい。」

凛「はい、お待たせ様でした。どうぞ」

「「「おー、いただきます(かな」」」

凛「(悠君を贈呈……ちょっと本気にしちゃったな。ふふっ//)」
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