ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「よっす。まいど飽きずにきたぞ。」

美喜「あ、いらっしゃいだけど、今取り込んでるから少し待ってて。」

悠「なにしてんだ?」

禅「ど…うも…」

悠「うぉ?!禅君!どした…いつもにまして顔色悪いぞ」

澪「熱中症だ。」

悠「なんでまた…」

禅「は…い……。じつは…ここ二日…ばかり…寝て…なくて…」

美喜「それで家に帰るまでもたないって判断してうちに来たらしいわ。」

禅「すい…ません。」

澪「いや、全然いいですよ。」

悠「なんなら送ってやろうか?」

禅「いえ…もう少し…休めば…平気…です…。ありが…とう…ござ…い…ます」
澪「とりあえず、水分とってください。サラトガ・クーラーです」

サラトガ・クーラー
0度中口ビルド

ライムジュース20ml
シュガーシロップ1tsp
ジンジャエール適量
スライスライム

氷を入れたグラスにライムジュースとシュガーシロップを注ぎ、冷えたジンジャエールで満たして軽くステアする。

禅「いた…だき…ます。ふー…」

悠「ライムの酸味とジンジャエールの爽やかさで、飲みやすいし水分補給には最適だな。俺は炭酸ダメだから飲めないけど。」

禅「変わった…体質…です…よね」

悠「いや、禅のが変わってるだろ。っか、まともな飯食ってるのか?」

禅「炊いた…米を…最後に…口にした…のは……五、六年…前…ですかね」

悠「おま…よく今まで生きてこれたな。」

美喜「けど、実際に栄養失調にならない?」

禅「大丈…夫…です。サプリ…メント…が…あります…から」

悠「なるほど、それでか……いやいや、納得できるか!」

澪「うわ…一人ノリツッコミだよ。」

悠「禅、やっぱりちゃんと食わないと倒れるぞ。」

禅「ただの…寝不足…ですから…大丈…夫…ですよ」

悠「あのなぁ」

澪「けど、禅さん。別に菓子以外食べれない訳じゃ無いんですよね。」

禅「はい…食べない…だけです」

悠「なら、食えよ」

禅「誰しも…苦手な…ものは…あります」

悠「ふむ。筋金入りだな。」

禅「はは…すい…ません。どうも…食事…関連の…ことは…苦手…で」

美喜「菓子パンとかは?」

禅「コロネ…や…あんパン…なら…全然…食べますよ。ピザや…焼きそば…パン…は…無理…ですが。」

澪「なら、サラミやサキイカなんかは?」

禅「食べ…ま…せんね。つまみ…的な…ので…食べるのは…カ…シュー…ナッツや…ピス…タチオ…とか…ですね」

悠「ふーん…酒は?」

禅「飲み…ません…が…たぶん…飲め…ますよ。ウイ…スキー…ボンボン…や…ケーキ…では…ブランデーを…たっぷり…使う…ものが…あります…から」

悠「あー、そっか。じゃあ今度野菜たっぷりのヴェジタブルケーキを作ってやるよ。」

禅「あの…別に…俺は…野菜…嫌い…な…訳じゃ…無い…ですよ」
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