ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(9/4/夜)ー

悠「ちぇき。」

紅「おっーす。」

悠「ちぇきーっす。」

紅「うおっすおっす」

悠「ちぇきちぇきーっす」

千夜「お前ら脳みそ腐ってんのか?」

ともき「紅に失礼だろ」

悠「おれはいいんかい」

ともき「腐って無い保障あるのか?」

悠「難しいな。腐っては無いかもしれないけどビー玉くらいの大きさしかないかもしれない。」

千夜「発言がもう腐ってんだよ。」

悠「寄ってたかってゾンビ扱いしてくれんなよボーイズ&ボーイズ。」

紅「あ、そういや今日なんか面白い女見かけたぞ」

悠「どんなだ?可愛い系?美人系?淫乱系?」

千夜「喰いつきがダボハゼ並だな」

ともき「っていうか、最後のなんだよ」

悠「ビッチor痴女」

千夜「黙れよ。っていうか黙れ。」

悠「わりとマジトーンで二回言われた。」

ともき「それでどんな女の人だったんだ?」

紅「なんかちっこい子だったんだけど。金属バット持っててな~。なんかいい感じだった。」

ともき「野球少女?」

紅「いや、そんな感じじゃなかったな。あれは人殴ってるタイプのバットだった。」

ともき「え~…」

悠「プロがいってる訳だし。マジだろうな」

ともき「なんのプロだよ」

千夜「頭かち割るだろ」

ともき「ああ、それが常識なんだ……。」

悠「けど、いいな。ちみっこくてバット持った女の子って~。きっとツンデレな娘なんだろうにゃ~」

千夜「うぜっ…。」

ともき「お前はもう少し落ちつけよ。」

紅「っていうかさ~美喜~。これ持ってみ」

美喜「なによ?バット?」
パシパシパシ…

紅「どうよ。要望通りの感じだと思うんだが」


悠「……」

美喜「あによ?」

悠「悪くないな。っか、美喜はバットよりなんだろ……。手術痕のある縫いぐるみとか持たせて抱っこしたしたいな」

ゴッ!
ガィンッ!

悠「危っ?!金属のバット投げるなよ。」

美喜「あら、弾かれた。」

紅「おー、どやったいま?」

悠「微・衝撃風(バリアー)の試作型(プロトタイプ)。今までみたいに全力風のバリアーだと発動までに距離と動作が掛かるから手のまえだけにバリアーを出せるように調整中なんだけど……これも結構曲者でなぁ。一瞬しか出ないし防御領域も小さい。しかも、今さっきは出たけど十回に一回くらいの確率でしか上手くいかないんだ。」

紅「でもそれ扱えるようになったら前面には常にバリアー張れるようになんじゃねぇの?」

ともき「クシャルダオラみたいだな。」

悠「いや、これ結構しんどいんだわさ。出せるようになったとしてもおれの行動がおいつかん。」

千夜「っーていうかよぉ、横合いからおもっきり蹴りいれたらどうなるよ?」

紅「あ、それじぁ、俺真正面から全力で振りおろしてみたい。」

悠「待て。もし発動出来なかったらおれはそれを我が身で受け止めなきゃならないんだぞ。」

紅「平気だろ」
千夜「平気だろ」

悠「平気であるかボケッ!!」
16/100ページ
スキ