ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ー池袋東口駅近く(9/1/昼)ー

悠「遊び行くなら車とりいこぜ」

金剛「変に言葉をはしょるな。それより、車で来てたのか……。」

悠「ほむ……いや、間違えた。うむ、燃料が無くなりかけてたから入れとこうと思ってな」

金剛「燃費悪いだろ」

悠「デカイからしかたないさね。その分頑丈だし何処でも走れっぜ。金剛ちゃんもジープどうよ?体格的にめっちゃ似合うと思うぞ」

金剛「俺はハイエースととかがいいな」

悠「ああ、アレもカッコいいな。真っ黒で。」

金剛「色基準かよ」

悠「個人的にはライン引いてそこに迷彩施したい。もしくはイタ車」

金剛「ジープをイタ車にするのは止めろ」

悠「じゃあ、ミニパジェにするか」

金剛「買ったのか?」

悠「いや、妄想」

金剛「あっそ……。っで、車どこ何処にとめたんだ」

悠「すぐそこの地下コインパーキングだよ。」

ざわざわざわ…
がやがやがや…

金剛「なんだあの人だかり?」

悠「今日なんかイベントしてたっけか?古本市?」

金剛「まず最初に古本市が出るのか」

悠「他になにが?」

金剛「いや、いいけどさ。どうする見ていくか?」

悠「なんの人だかりか分かんないしな。……よし、金剛肩車してくれ!」

金剛「いいけど、いいのか?」

悠「ごめんなさい。冗談です」

金剛「良かったよ。冗談で」

悠「どーせ何かの宣伝かなんかだろ。いいや、人ごみはコミケ以外遠慮したいし」

金剛「比較対象がおかしいよな色々と」

悠「しかし、ここを抜けないとコインパーキング行けないんだよな」

金剛「遠回りするか?」

悠「いや…金剛、今日もサングラスもってる?」

金剛「あるけどなんだ?」

悠「ソレ掛けて両手はポケットふんぞり返って歩いてみ」

金剛「……」
ササっ…ササっ…サーーー……

悠「ほれ、モーゼよろしくのごとく道が割れた。」

金剛「俺の心も割れそうだよ……。」

悠「あとでガリガリくん買ってあげるから」

金剛「まるごとミカンのがいいな」

悠「あれ美味いよな。おれはまるごとブドウのが好きだけど」

恵瑠「あっ!!」

悠「い?」

金剛「俺は「う」っといった方がいいのか?」

悠「あえてABCと反骨精神を醸し出すのもありかな」

金剛「知らんがな…」

恵瑠「あの~さら~っと無視するのやめてくれませんかー!」

悠「あれ、カエルじゃないか」

恵瑠「そうですよぉ!もぉ~」

悠「そんな牛ガエルになるなよ。」

金剛「訳わからん……。」

悠「ぶもぉー、ぶもぉーって鳴いただろ」

恵瑠「そろそろ怒っちゃいますよ~(怒)」

悠「それでどした?」

恵瑠「はい♪さっきまで屋外撮影してたんでよ」

悠「あぁ、それでこの人だかりか。」

恵瑠「てゆーか、センパイ学校は?」

悠「夏休みだ」

金剛「もうそれいいっての…」

悠「三日くらいまでは消費期限持つよ」

金剛「テンドンしたら食あたりするだろ」

恵瑠「なんか漫才師みたいな会話…」
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