ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(8/31/夜)ー

悠「夏休みもおわりかー」

ともき「宿題したのか?」

悠「全部学校に置いてきたぞ。」

ともき「大馬鹿野郎」

悠「てへへ」

紅「悠はそれで済むのか?」

悠「済む訳ないだろ。」

紅「そんな自信満々にいわれてもな…」

千夜「しなくても頭いいっていう自信だろ」

悠「そんな最上級の皮肉をいわれるとは思わなかった」

千夜「皮肉のつもりはねぇよ」

悠「なにこの新しいイジメ」

ともき「お前がどうこうより夏休み明けに黒井先生が胃を壊さないかが心配だ。」

悠「おれの心配は無しか」

千夜「するだけ無駄だろ」

悠「なんだろうか、このごろ著しくおれへの風当たりがきつくないか」

紅「マゾだしいい感じなんだろ」

悠「マゾじゃねぇし!!」

紅「サド?」

悠「ノーマルだよ!なんで1、100なんだよ。真ん中とれよ」

ともき「常に発言が極端なやつのいうセリフとは思えないな」

悠「ケースバイケースだよ」

ともき「便利な言葉だよな。」

悠「いったもん勝ちだからな」

紅「それよか、夏になんかした?」

ともき「藪から棒だな」

悠「いいえ、壁から釘です」

千夜「……」

悠「夏なんか家で引きこもるか深夜徘徊しかしてないにきまってるだろ!!」

ともき「それが楽しくてしかたなかったんだろ」

悠「まぁな。っか、紅はなんかしてたのか?」

紅「毎日身体鍛えてたぞ」

ともき「まるでアスリートだな」

紅「やれるときにやっとかないとな。いざって時に本領を発揮できない。」

千夜「そいつは一理あるな」

悠「そうだな。不穏な空気を感じたらどう一目散に逃げるかが重要だし」

ともき「お前はそれでいいのか」

悠「痛いの嫌い」

紅「痛すぎて気持ち良くなるからか?」

悠「マゾちゃうゆーとるやろが!!」

千夜「うざ…」

悠「おいおい、今のうざはおかしいだろ。」

千夜「お前のその逃げる方に全力なのが気にいらねぇ」

悠「時には逃げる勇気も必要だろ」

ともき「逃げることも必要なのと後ろ向きに全力疾走は違うと思うぞ。」

悠「未来をバッドエンドに染めてやる」

紅「なんだそれ」

悠「プリキュアです」

千夜「日曜にしてるやつか」

悠「あれ、千夜ちゃんもしかして見てるの!!」

千夜「それが始まるころに仕込みが終わってテレビ一回つける。けどすぐに店の準備だよ」

悠「なんかごめんなさい」

紅「もうするなよ」

悠「なんもしてねぇよ!!」

ともき「セクハラとパワハラかな」

悠「そんなリアルに捕まりそうな罪状いうなよ」

ともき「改めろって事」

悠「改めてるよ。改めて迷うことが無いから全力でセクハラ出来るんじゃないか」

ともき「……」

千夜「コイツ、一回本気でちゃんと医者に見せた方がいいぞ」
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