ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(8/28/夜)ー

六花「音~音~♪」

悠「お、今日はリッカ歌ってるのか。」

美喜「えぇ。」

悠「良いね。」

崇「よう」

悠「おう」

崇「お前最近、柏となにか話したか?」

悠「蜘蛛とか猫とかと話すことはあっても柏と話しすることはまずあり得えない。」

崇「虫と動物と話してる方がおかしなやつだがな。」

悠「そんな事ねぇよ。話してみたらなかなか面白いぞ」

崇「……いい病院を紹介してやろうか? 」

悠「心は病んでねぇよ!」

崇「頭か」

悠「にゃんだとー!!」

崇「うるさい。歌が聞こえない」

悠「理不尽だ」

六花「音~音~♪」

崇「……」

悠「そういえば崇って歌ったりしないのか?」

崇「あまりないな。」

悠「けど、カラオケに行くこと多いんじゃないか?」

崇「そういう集まりの場合は適材人を連れて行ってある。」

悠「リッカか。」

崇「ふふ」

悠「ってことは歌わないんだな」

崇「薫に誘われた時は少しは歌うが……そのくらいだな。俺は歌うより聞く側だ。」

悠「あー…それよく分かるわ。おれも歌うのはからっきしだ。」

崇「お前はただの好き嫌いだろ」

悠「崇だって同じだろ」

崇「お前ほど毛嫌いはしてない。」

悠「毛嫌いって……」

崇「毛嫌いでは無いか。集団行動ができないだけか」

悠「なんだろうな。」その通りだけどひとに言われると腹立つのは」

崇「褒めたんだ。誇りに思え」

悠「褒めてたか?」

崇「ああ、お前のその個人プレイは十二分な才能だ。」

悠「完全にバカにしてるだろ」

崇「褒めてるといってるだろ。ひとと関わらずに生きてける」

悠「そうでもねぇよ。むしろ、そういうのに憧れるよ」

崇「くくっ」

悠「なんだよ。」

崇「いやいや、寄れば離れて、離れれば寄るお前は本当にめんどくさい奴だと思ってな」

悠「お前とは口聞かん」

崇「それは静かになってちょうど良いな」

悠「……」

美喜「手玉に取られてるわよ」

悠「いつだって平民は王様の生き玩具なんだよ」

崇「立場が分かってるのは良いことだ。これからも存分に楽しませてもらおうか」

悠「本当に厄日だな…。」

美喜「厄日じゃなく、口が災いしてるだけじゃないかしら」

悠「お口チャックノリス」

崇「美喜、そのバカの口にガムテープでも張ってやってくれ」

美喜「縫い針と糸ならあるけど…。」

悠「縫いつけられるとか何の激罰だよ」
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