ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~4

ーラスタ・ラヴ(8/26/夜)ー

悠「ちぇき。」

崇「良いところに来たな。」

拳二「ふぅー」

氷室「どうも」

悠「あー……帰る。」

崇「死人が出た。」

悠「!?」

拳二「……。」

氷室「……。」

悠「……」

崇「嘘だ。」

悠「崇テメェ……」

拳二「かっかっか。騙されてやんの。」

悠「うっせぇ!雁首揃えて妙なこといいやがって」

崇「死人は冗談だが妙な話が出てな。」

悠「聞きたくないんですけど」

崇「昨日、いや、一昨日からか闇討ちがあった。」

悠「何処っか、狙いは?」

崇「無差別のだ。頭のネジが弛んだバカが調子に乗ったのかと少し裏をとらせたが……該当無し。」

悠「該当無し?」

氷室「末端が揉めたような話も無いですし」

拳二「俺ぁ(こっち側)もやられてっけどいくら頭の悪いガキでもお前ら(闘路側)は一ノ瀬系列に闇討ちはしねぇだろ。」

悠「わかんないぞ?例えば拳二とこがやってるボッタクリバーに入ってスカンピンにされたガキの報復とか」

崇「無いことも無いな。」

拳二「かっかっか。んなもんに引っ掛かるガキが闇討ちなんかする度胸あるかよ」

悠「ボッタクリバーで思い出した。」

氷室「何をです?」

悠「東京ではボッタクリバーだけど関西側だと暴力バーっていうんだぞ」

拳二「へぇ。」

崇「今話す必要あったのか?」

悠「いや、思い出したからいっただけ。」

氷室「悠さんは本当に面白い人だ。」

悠「いや、それほどでも///」

崇「滑稽なやつだ。」

悠「……」

拳二「それで、どーするよ?」

悠「崇のところにも、氷室さんのところにも直接被害報告は?」

崇「まだだ。」

氷室「おなじくです。」

悠「お前は?」

拳二「来てたらのうのうとお前らと顔突き合わせて話なんかしてねぇよ。」

悠「ふむ……いや、間違……えてないな。」

拳二「なんだそりゃ」

悠「なら、今は傍観でいいんじゃないか?」

崇「続けろ」

悠「崇や氷室さんへの怨恨ならもっと闘路の人間を集中的に狙うだろうし。流石に一ノ瀬組を敵に回すようなことはまずあり得ない。今はとりあえず騒がずに様子をみよう。」

氷室「悠さんがそういうのなら私はそれに賛成します」

崇「良いだろう。」

拳二「らしいぜ。参謀」
悠「誰が参謀だ。っか、嫌な予感がするんだよ。」

崇「嫌な予感?」

悠「氷室さんが柏を見かけたらしいからな。考えすぎかもしれないけど、アイツがウロウロしてるなら変に騒がない方がいいって気がするんだ。」

崇「なるほどな。お前と柏は何処か繋がってる気もするし、当たりだろう。」

悠「やめろよ。すげぇ気分悪い」

崇「くくく」

氷室「ふふっ。」

拳二「かっかっか。」
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