ｰラスタ･ラヴ(8/20/夜)ｰ

悠「あー……首がいたい」

ともき「なんかあったのか？」

悠「昼寝しててちょっと寝違えた」

ともき「変な寝かたしたんじゃないのか？」

悠「いや、普通に膝枕で寝てたんだけど」

ともき「え、誰の？」

悠「梔姉さん」

ともき「……」

悠「なんだよ」

ともき「甘えん坊」

悠「うるへーよ。たまには誰かに甘えたいときだってあるんだよ。ともきみたいにいつでも何処でも何度でもつかさがしてくれると思うなよコノヤロウ！」

ともき「逆ギレかよ」

悠「あ、でも、流石にうつ伏せにはならなかったぞ」

ともき「良かったよ。お前の変態性が本気で発揮されなくて」

悠「梔姉さんにそんな真似できませんよ。」

ともき「けど、なんで膝枕？」

悠「なんでって……ノリ？」

ともき「ノリて…」

悠「あー…別にワンツーマンでじゃないぞ。真桜とかカゲコもいっしょに寝てたし。」

ともき「……」

悠「なんだよ。」

ともき「いや、ハーレムってるんだな」

悠「バカ言うな。」

ともき「こっちの台詞だよバカ。」

悠「えー…」

ともき「悠は一回いろんなことを見つめ直した方がいいぞ」

悠「じー……」

ともき「なんで俺を見てる」

悠「ともきはかわいい顔してるよなぁ。つい……吸い付きたくなる」

ともき「やめろ。コラ、肩を掴むな！近づくな！」

悠「ん～……チュッ」

美喜「ちょっと……イチャつくのはいいけど、プレイは他所でやってよね。」

ともき「イチャついてもないし、むしろ襲われてるんだよ！」

悠「襲わざるえない可･愛･さっ♪」

ともき「帰る」

悠「帰るなよ。寂しいだらぁ」

ともき「だらぁってなんだ。だらぁって。」

悠「帰るなよ。」

ともき「っていうか、悠こそ帰らなくていいのかよ。」

悠「なんで？」

ともき「みんな戻って来てるんだろ。しかも、梔さんも」

悠「ああ、それなら平気だ。みんなで風呂いってるから。」

ともき「銭湯にか？」

悠「うむ。梔姉さんが夕飯を作ると言い出したから、おれはちょっと用事ができて出てくる。だから、みんなで風呂にでもいって飯食ってこいといっておいた。」

ともき「逃げてきただけじゃないか」

悠「風呂には行くみたいだったから平気だよ。」

ともき「あのさ、別に悠だけ別行動しなくてもいっしょに行けばよかったんじゃないか？」

悠「いいんだよ。女気が有りすぎるし。」

ともき「好きだろ。」

悠「まぁ、好きですけどね。ほら、外で覗いたら犯罪じゃん」

ともき「家でやっても覗きは犯罪だよ。」

悠「ああ、ストーキングと盗撮行為は二十歳からだしな。」

ともき「そんな法律ねぇし！」