ｰ公園近くの公道(8/13/朝)ｰ

悠「ふぅ……結構走ったな。バロン、公園で休憩な」

バロン『がうっ!』

悠「よーし、いい子だ。走っていいぞ。」

バロン『ハッハッハッ!!』

悠「はーよっこいしょ……。ホントお前は元気だな。」

バロン『ハッハッハッ!』

悠「よしよし。おれとの散歩楽しいか?ん?ほれ、ここか、ここがええんか?」

ワシャワシャワシャ…
ワシャワシャワシャ…

バロン『ハフッハフッハフッ!!』

悠「よーし、よーし」

バロン『ガフガフガフ!』

悠「おーう、じゃれつくな、じゃれつくな……っか、甘咬みやめなさいって……ちょ、本気咬みになってる!!痛いって!!取れる!!取れるからやめい!止めてって!!」

バロン『ガウ?』

悠「はぁはぁ……お前の咬みは本気になったら骨とか簡単に持っていくんだから自重してくれ」

バロン『ガウ!!』

悠「分かってくれたんだよ……な?」

バロン『ハッハッ!!』

悠「はは。はー……眠たっ。朝から散歩とかは無理だなやっぱり……」

バロン『ガゥ……』

悠「そんな目で見ないでくれ。おれが早起きとかマメなの無理なのは知ってるだろ。」

バロン『ガウ』

悠「それは、イエスなのか?」

バロン『ガウ!』

悠「……見てみろバロン、小学生がラジオ体操してるぞ。元気なもんだよな……ん?」

海「いっにっ。さんっしっ!」

翡翠「…ごぉ…ろくー…」

星凪「ななっ、はぁちっ」

悠「あれは…海たちか」

バロン『ガウッ!!』

悠「っとと、こら、バロン。引っ張るな」

バロン『ハッハッハッ!!』

海「わっ!?な、なんや……あー!バロ公とゆーうや!おはよさん」

翡翠「…おはよう…」

星凪「お、おはようございます」

悠「あー、おはよ。ラジオ体操か」

海「せやで～。ゆーうは……もしかして、うちに会いに来たん?」

悠「バロンの散歩してる途中だ。なぁ、バロン」

バロン『ガウッ!』

翡翠「…がうっ…」

悠「っか、お前ら体操戻らなくていいのか」

海「あ、ホンマや。ゆーう、まっちょってや。」

悠「へいへい。そこで座ってるよ。んっ?」

ﾎﾟｽｯ…
翡翠「……」

悠「翡翠さん?」

翡翠「…きゅけい…」

悠「いや、まだあっち終わってないみたいだけど」

翡翠「…へいきばれない…」

悠「確かにバレなきゃオッケーねだが……バレるだろ」

翡翠「…だいじょうぶもうおわり…」

悠「なるほどな。っか、膝のうえ暑くね?」

翡翠「…フルフル…」

悠「そうか。じゃー、ゆっくり休憩してください」

翡翠「…コクッ…」