ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(8/11/夜)ー

崇「前から聞きたかったんだが。」

悠「あー?_」

崇「幽霊に憑かれるって感覚はどんなものなんだ?」

悠「……」

崇「どうした?」

ともき「崇さんって幽霊とか信じてるんですか?」

崇「いや、余り興味はないがコイツの周りには普通に「居る」だろ。だから、聞いてみたんだが」

悠「まぁ、居る居ないとかの話しは置いといて別にどーって事は無いぞ。金縛りもないし」

崇「お前が鈍感なだけじゃないのか?」

ともき「ああ……あり得ますね。日常的に病的に鈍感ですし。病的にどんかんですし。」

悠「今二回いった?」

ともき「大事なことだしな」

崇「鈍感な癖に妙なのにとり憑かれるのはなんでだろう」

ともき「っていうよりかは、住みやすいんじゃないですか?憑かれても変調をきたさないからずっと居られて」

崇「成程な」

悠「ひとを無視して勝手に話をすすめるなよ。」

美喜「なんで幽霊なんかいいだしたのよ?」

崇「この前テレビ番組で心霊特集とかいうのをやっててな。霊症に悩ませられてる……とかいうの。それでいまいち解らなくてな。実際に憑かれてる奴に聞いてみようと思ったから尋ねてみたが……」

ともき「鈍感だったと」

悠「ともきは最近、おれの事が嫌いなんだなよくわかったよ。」

ともき「お前は最近すぐにいじけるよな」

悠「へそ曲がりなだけだい!!」

ともき「なんの自信を持って叫んでる?」

悠「母性本能をくすぐられるだろ」

崇「殺意なら沸いたな」

悠「なんでだよ!!」

ともき「そのなんでだよになんでだよ」

悠「うにゃーん」

崇「お前が憑かれても平気なら幅も広がるかもな」

悠「なんの?」

崇「トラブルのだ。そのうち除霊の依頼とかがくるだろ」

悠「おいおい、やめろよ。妙なのに好かれはしても祓えたりする訳じゃないんだからな。」

崇「俺にいったって知るか。」

悠「うわ、酷い」

ともき「はは」

悠「笑いごっちゃないって」

紅「よーす。楽しそうだな。悠、迷子の子猫ちゃん拾ったぞ」

小雪「子猫じゃなく小雪かな」

悠「あれ、チビッコどしたんだ?」

小雪「久しぶりなのにいきなりチビッコ扱いかな?!」

悠「いや、小さいし。っか、紅と並ぶと更に小さく見える。ルーペがいるぞ」

小雪「私は虫とかじゃないかな!!」

悠「ムシじゃなくウシだな。ホルスタイン」

小雪「小鳥君はイジワルかセクハラしかできないのかなっ!!」

悠「いやー、おれってさ良くいわれるんだよ。」

小雪「なんてかな?」

悠「悠って、好きな子をついついいじめて……」

小雪「えっ、ええっ///」

悠「虐めすぎて自殺に追いやっちゃうタイプだよねって」

小雪「サディスティックなのかな?!!」

紅「~~」

ともき「そんなこといわれたことあったけ?」

悠「いや、全然」

崇「お前はマゾだしな」

悠「ちゃうわい!!」

小雪「紅君がピクピクしてるのかな!!」

ともき「呼吸困難だな」
82/100ページ
スキ