ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(8/10/昼)ー

炎銃「あっち~~」

美喜「あら……」

炎銃「なんだよ」

美喜「なんか久しぶりね」

炎銃「八番のアホにつかまってたからな」

美喜「ずっと?」

炎銃「泊まり込みじゃあねぇが……まぁ、毎日だな」

美喜「よく、やるわね」

炎銃「崇さんにいわれたんじゃしゃーねえだろ」

美喜「元を正せば自業自得だしね。」

炎銃「うっせぇな」

氷室「元気そうですね。」

炎銃「うっお!?」

氷室「おや、失礼。驚かしてしまいましたか」

炎銃「クソ眼鏡~~!」

氷室「酷いですね。あはは。あ、髪染めました?」

炎銃「コロス……」

本郷「ふっ…」

炎銃「あん?本郷どけよ!」

崇「薫、炎銃で遊ぶのはやめろ。炎銃も落ち着け」

炎銃「あ、崇さん……。チッ、覚えてろや」

氷室「はい。もちろん。次はゆっくりとコーヒーでも飲みながら話しましょう」

炎銃「がルル」

崇「炎、暇なら悠の店にいってこい」

炎銃「どついてくればいいんすか?」

崇「ひと夏、八番のところに通いたいのか?」

炎銃「……」

崇「俺も後で顔を出すつもりだが、多分いいものが食えるぞ」

炎銃「甘いものはそんな好きじゃないんすけど。ま、いってみます。」

崇「ああ。」

炎銃「美喜、いくらだ?」

崇「氷室が払うそうだ」

炎銃「おー、じゃあ」

氷室「えぇ、構いませんよ。」

炎銃「けっ!」

澪「苦虫噛み潰したような顔で出ていきましたよ」

氷室「あはは。炎銃は難しいですね」

崇「お前以上に炎の扱いが上手いやつもいないがな」

氷室「おや、そんなことありませんよ。偉大な王さま崇には敵いません」

崇「いってろ」

氷室「本郷さんも、そう思いませんか?」

本郷「ふっ…(愚問だな。悪の華(ボートーレ)たる。親愛なる我が魔王。民草はその威厳と威光に引かれ、知れものは畏れを懐き、万物の頂点に君臨せし方だぞ)」

氷室「ほう」

崇「どうせ何をいってるかわかって無いだろ。」

氷室「バレましたか」

澪「(わかってないんだ……)」

美喜「てゆーかさ、崇はわかってるの?」

崇「普段は解らないが……。必要かつ重要なことは話してるな。」

美喜「どうやって?」

崇「普通に話してに決まっているだろう」

澪「ええぇぇぇぇ!!!」

美喜「ええええぇぇぇ!!」

崇「なんだ……」

澪「本郷さんって、普通に話せるんすか?」

崇「当然だろ。」

本郷「ふっ」

氷室「私も聞いたことないですね。今度電話してみましょうか。」

本郷「ふっ」
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