ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(8/9/昼)ー

金剛「おう。」

澪「あ、どうも。」

美喜「あら、摩耶君乗せてないのね」

金剛「最近乗ってくれなくてな。悠にべったりだし」

澪「なんだか子供みたいだな。」

金剛「見た目はそうだが俺より摩耶の方が大人だよ。それより、瓦谷いるか?」

拳二「おう。来たか。」

金剛「アンタから電話を貰うなんて、何事かと思ったぞ。」

拳二「かっかっか。安心しろ金の話じゃねぇから」

金剛「俺からむしれる金なんかないしな」

拳二「お前は柏と繋がりあるしなぁ。」

金剛「アンタでも柏はダメか」

拳二「相性が悪りぃな。」

金剛「ま、そんなことは置いといて……。なんの用事だ?」

拳二「おう、そうだ。お前さん軽トラ持ってんだろ?」

金剛「俺のじゃなく仕事で使う奴だけどな。それがどーした?」

拳二「ちぃと大荷物を運ばなくちゃならなくてな。貸してくれねぇか」

金剛「いつだ?」

拳二「いいなら今日の晩から明日一日」

金剛「急ぎでいるのか」

拳二「別に急いじゃいねぇが。邪魔になるからとっとと撤去したくてな」

金剛「何を運ぶんだ?」

拳二「それは……見に行くか?」

金剛「なに?」

拳二「時間あんなら見に行くかもしいるならお前にやってもいいし。」

金剛「……ま、いいか。」

拳二「よし。んじゃー行くぜ。兄ちゃん金置いとくぞ」

澪「まいどー」

美喜「あの二人が揃うと室温が10度くらい上がる気がするわ」

澪「みっしり感がありますよね……」

悠「ちぇき。」

千夜「……」

美喜「いらっしゃい」

悠「烏龍茶と炭酸水な」

澪「アルコールはいいのか?」

悠「今、千夜ちゃんのところで飯食ってきたんよ。せやから、アルコールはええわ。」

千夜「なんだ、その喋り方は」

悠「関西弁が似合うだろ」

千夜「別に」

悠「あらら……千夜ちゃんは冷たいわ」

千夜「焼けたエンジンに顔を押し付けてやろうか?」

悠「それは千夜ちゃんの温かさやない。ただの拷問や」

千夜「お前マゾなんだろ」

悠「なぜかマゾ疑惑が出てますが、私は普通!ノーマル!ですから!!」

千夜「興味ねぇな」

悠「ま、他人の性癖なんか興味持たんわな」

千夜「お前と話してると酷く疲れるのはどうしてだろうな……。」

悠「気のせいだろ」

千夜「……」

悠「あ、疲れには甘いのがいいぞ。今度うちの店に来いよ。団子セットご馳走するから」

千夜「甘くないなら食ってやるよ」

悠「疲れには甘いものがいいって話してたはずなんですが」

千夜「俺は甘いのが苦手だ」

悠「……煎餅焼いてやるよ」

千夜「煎餅か……。覚えてたら顔出してやる。」

悠「あぁ、覚えてたら来てくれ」
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