ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3
ーラスタ・ラヴ(8/8/夜)ー
紅「条件?」
悠「簡単だよ。おれが勝ったら巻き上げられた全額を返してくれって話し」
紅「だーかーらーそんな条件のらないだろ」
ともき「なにか仕掛けたんだろ」
悠「仕掛けてなんかないさ。おれはただ金を崇から借りただけだ。その場で改めてな」
紅「どゆこと?」
ともき「半分くらい分かった。」
崇「ふふ、ともきは察しがいいな」
紅「え?えっ?」
ともき「つまり、崇さんも悠もその男に素性は気づかれてない訳だろ。ただのカモだった客がいきなり、トラブルシューターとSウルフの王様だとしったら、大勝負に乗らなきゃ逃げられないと思わせた……じゃないのか?」
悠「おしい。いい線はいってる」
ともき「外したか」
悠「外してもないけどな。ただおれは本当に崇から金を借りただけだよ。」
崇「奴は悠の事は知らなくても俺の事は知っていたみたいでな」
紅「知らない奴が居ませんて」
崇「俺から大金を借りれる男。もし、その男を完全に潰せたら自分のしのぎを大手を振ってやれると思ったんだろう。」
悠「なんせ、ずっと傍観していた訳だしな」
ともき「なるほど。王様の連れてきた刺客を倒せたら名は売れるし、黙認もしてもらえると……」
悠「っで、最後の一戦で華々しく勝利てやったのさ~」
ともき「重要なところあやふやだな」
悠「ま、イカサマされたから、イカサマし返しただけなんだけどな」
紅「どうやって?」
悠「それは秘密だけど、けっこう誰にでもできるやつ。んで、、ボー然としてたから、ひと言、次ここら辺で見かけたら巻き上げるぞっていったら顔色変えて店畳んでたよ」
崇「コイツの性格の悪さがにじみ出てるだろ」
悠「いやいや、五分五分だろ。向こうがおれのイカサマを見破って買ってたら丸儲けでSウルフの王のお墨付きになるんだから」
崇「ふん。」
ともき「でも、勝ったんだろ」
悠「うん。勝ったよ」
紅「っていうか何で逃がしたんだよ。ついでに締めあげてやればよかったのに。」
悠「あー……冷や冷やしてたからそこまで気が回らなかったな」
紅「冷や冷や?」
悠「もし、負けたら。崇に借りた金どーやって返そうかと大きな貸しをつくる事になる恐怖をあとから感じだしたんだ。」
紅「おいおい……。」
悠「いっひっひっ。納涼したいが崇で涼むのは心臓に悪いわ。」
ともき「……」
悠「さて、ちょっとお先帰るわ。今日は真桜が晩飯作るから顔出さないと穴開けられる。ともき、一緒に帰るか?」
ともき「おれはもう少し居るわ」
悠「おう。じゃあまたにゃー」
崇「狸だな」
ともき「ピエロですよ」
紅「ん?」
崇「アイツは吊るし上げるのを忘れてた訳でもないし、俺から金を借りてるのも何も感じちゃいないんだよ」
紅「はい?」
ともき「驚かしてどっかに消えてくれたら、こっちも手を汚さないし、向こうも痛い目に会わなくて済むから逃がしたんじゃないかなって話し」
崇「それに仮に負けたとしても別に良かったんだろ。損を被るのは悠自身だからな」
紅「それって……自己犠牲ってことっすか?」
崇「あのバカがそんな善人な考えを持つか。運が悪かったと片づけるだけだ。」
紅「運が悪いって……部の悪い賭けに乗って部の悪い賭けに乗るなんていいこと無しですよ?そもそも勝っても負けた分しか戻らないし」
崇「その不条理が掛けごとなんだろ。バカバカしい無駄なことがギャンブルの醍醐味。ま、俺に解らん世界だがな。」
ともき「まぁ、悠の場合どこが本気なのか何考えてるのかが一番わかりませんけどね」
崇「アレは心底諦めたて、その諦めが覚悟になる男だからな。正体不明だが、大した本体もない見栄張りだよ。くくく。」
紅「条件?」
悠「簡単だよ。おれが勝ったら巻き上げられた全額を返してくれって話し」
紅「だーかーらーそんな条件のらないだろ」
ともき「なにか仕掛けたんだろ」
悠「仕掛けてなんかないさ。おれはただ金を崇から借りただけだ。その場で改めてな」
紅「どゆこと?」
ともき「半分くらい分かった。」
崇「ふふ、ともきは察しがいいな」
紅「え?えっ?」
ともき「つまり、崇さんも悠もその男に素性は気づかれてない訳だろ。ただのカモだった客がいきなり、トラブルシューターとSウルフの王様だとしったら、大勝負に乗らなきゃ逃げられないと思わせた……じゃないのか?」
悠「おしい。いい線はいってる」
ともき「外したか」
悠「外してもないけどな。ただおれは本当に崇から金を借りただけだよ。」
崇「奴は悠の事は知らなくても俺の事は知っていたみたいでな」
紅「知らない奴が居ませんて」
崇「俺から大金を借りれる男。もし、その男を完全に潰せたら自分のしのぎを大手を振ってやれると思ったんだろう。」
悠「なんせ、ずっと傍観していた訳だしな」
ともき「なるほど。王様の連れてきた刺客を倒せたら名は売れるし、黙認もしてもらえると……」
悠「っで、最後の一戦で華々しく勝利てやったのさ~」
ともき「重要なところあやふやだな」
悠「ま、イカサマされたから、イカサマし返しただけなんだけどな」
紅「どうやって?」
悠「それは秘密だけど、けっこう誰にでもできるやつ。んで、、ボー然としてたから、ひと言、次ここら辺で見かけたら巻き上げるぞっていったら顔色変えて店畳んでたよ」
崇「コイツの性格の悪さがにじみ出てるだろ」
悠「いやいや、五分五分だろ。向こうがおれのイカサマを見破って買ってたら丸儲けでSウルフの王のお墨付きになるんだから」
崇「ふん。」
ともき「でも、勝ったんだろ」
悠「うん。勝ったよ」
紅「っていうか何で逃がしたんだよ。ついでに締めあげてやればよかったのに。」
悠「あー……冷や冷やしてたからそこまで気が回らなかったな」
紅「冷や冷や?」
悠「もし、負けたら。崇に借りた金どーやって返そうかと大きな貸しをつくる事になる恐怖をあとから感じだしたんだ。」
紅「おいおい……。」
悠「いっひっひっ。納涼したいが崇で涼むのは心臓に悪いわ。」
ともき「……」
悠「さて、ちょっとお先帰るわ。今日は真桜が晩飯作るから顔出さないと穴開けられる。ともき、一緒に帰るか?」
ともき「おれはもう少し居るわ」
悠「おう。じゃあまたにゃー」
崇「狸だな」
ともき「ピエロですよ」
紅「ん?」
崇「アイツは吊るし上げるのを忘れてた訳でもないし、俺から金を借りてるのも何も感じちゃいないんだよ」
紅「はい?」
ともき「驚かしてどっかに消えてくれたら、こっちも手を汚さないし、向こうも痛い目に会わなくて済むから逃がしたんじゃないかなって話し」
崇「それに仮に負けたとしても別に良かったんだろ。損を被るのは悠自身だからな」
紅「それって……自己犠牲ってことっすか?」
崇「あのバカがそんな善人な考えを持つか。運が悪かったと片づけるだけだ。」
紅「運が悪いって……部の悪い賭けに乗って部の悪い賭けに乗るなんていいこと無しですよ?そもそも勝っても負けた分しか戻らないし」
崇「その不条理が掛けごとなんだろ。バカバカしい無駄なことがギャンブルの醍醐味。ま、俺に解らん世界だがな。」
ともき「まぁ、悠の場合どこが本気なのか何考えてるのかが一番わかりませんけどね」
崇「アレは心底諦めたて、その諦めが覚悟になる男だからな。正体不明だが、大した本体もない見栄張りだよ。くくく。」