ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(8/8/夜)ー

紅「ともきってAVとか見るの?」

ともき「……は?」

紅「いや、なーんかそーゆーの興味無さそうじゃん。女いるし」

ともき「いや、興味ないわけじゃ無いけど……とりわけ拘って見たりはしないかな?」

紅「ふぅん」

ともき「え、なに?なに、この質問?」

紅「ただの疑問かな。」

ともき「変なことを疑問しないでくれよ」

悠「ちぇき」

崇「……」

ともき「あ、悠とたか…」

紅「崇さん、ちっす!どしたんすか悠といっしょでなにかありましたか?」

ともき「早い……」

悠「織田信長の側の秀吉みたいだな。または、曹操の側の……」

ともき「いや、その武将例えはいいから。」

悠「うにゃーん」

ともき「なんか厄介ごとか?」

悠「いや、花札」

ともき「は?」

悠「花札だよ。知らないか?イノシカチョウとか……」

ともき「いや、花札は知ってるけど、遊んでたのか?」

崇「遊びといえば遊びだな」

紅「どゆことっすか?」

崇「ああ、最近ガキ相手に賭博で金を巻き上げる輩がいると代があっただろ。」

紅「あー…けど、集団ぐるみじゃなくて、個人。しかも、ケツ持ち持たずだからほっておくんじゃなかったんすか?」

崇「ああ。そのつもりだったがたまたま出くわして様子を見ていた。」

紅「悠と居ると本当にトラブルに出くわしますね」

悠「おれは関係ないよ!!」

ともき「あ、じゃあ、最初は崇さんといっしょに居なかったのか」

悠「……」

崇「コイツと行動しはじめてから件の男を見つけたが?」

悠「プイッ」

ともき「こっち見ろよ。おいっ!」

紅「厄病神級だな」

悠「ち、ちゃうし!たまたまやし!!」

崇「厄介収集癖はいつものことだろ」

悠「うぉい!!」

紅「悠、うるさい。それで、どうしたんすか?」

悠「うるさい言われた…。」

ともき「気にするなよ。」

崇「なかなか盛況だったから、遠巻きに見ていたんだ。俺は花札も麻雀もルールすら知らないが腕は確かなようだった。」

紅「へぇ。」

崇「小銭にとはいえ巻き上げられている面子に何人かS・ウルフのガキがいて、悠に花札はできるか聞いたらできるといったから試しに挑戦させてみた」

ともき「結果は?」

悠「惨敗といったところだな」

紅「なんでドヤ顔してるいってんだよ」

崇「ひとの金で散々負けるからふざけてるだろ」

悠「やらせといてそのいい方はないだろ。それに全額取り戻したじゃないか」

ともき「ん?どうやって?」

悠「おれから巻き上げたから店じまいするつもりだった奴にもう一勝負持ちかけたんだ。」

紅「そんな勝負のらないだろ」

悠「普通はな。けど、条件次第だと簡単に釣れたよ」

ともき「条件?」
78/100ページ
スキ